SoltyRei ソルティレイ 第9.5話 『 Extra Episode すれ違うキモチで、思い合うココロで。』

This is a story that happend a little while after Rose come to this house.
 地上波放送 第09話と 第10話の間の 未放送分エピソードです、今回は 地上波 約二本分 ということや 内容の濃さで、 レビューは長くなります
DVDの オーディオコメンタリーは 斎藤桃子さん と 大原さやかさんと Shuzilow.HAさんです
もちろん これは レビューなので 重要な部分は 分かっているというのを前提に書いています

 ちなみに 今回の話は 大原さんだけが 抜き録りでした

 コメンタリーで Shuzilow.HAさんが 大原さんは お姉さんタイプの もっときついイメージがあったと言ってましたが
それは あなた GONZO作品の カレイドスターのイメージだけが 強すぎるからでしょうが 笑)
Shuzilow.HAさんは カレイドスターの原画をやっていた)
同じ 佐藤順一監督作品で ARIAってのがありますよ〜、 大原さんも サトジュン繋がりで 番組名 言えば良かったのに 笑)

 改めて OP曲気いててわかったけど やっぱこの曲好きだわ

 いきなり 新キャラ アム・トランファ登場、 って 誰だかわからないんですが 笑)、 どうやら ミランダやロイたちと 同業のようですね
カーシャを直接 訪ねて来る パターンは初めてなので ちょっと意外だったですね
単刀直入に「お前幸せか?」と聞かれて 「はぁ?」とリアクションする カーシャが可愛すぎるぞ、あぁ 個人的には カーシャ大好きさ!
ちなみに 中の人は 涼宮ハルヒの憂鬱朝倉涼子 と 同一人物の 桑谷夏子さん 他にも ローゼンメイデン翠星石
これら 同じようで 全く違うそれぞれのキャラの 使い分けの実力は 声優としては 申し分の無い トップレベ
もちろん 魔法少女リリカルなのは の アルフ役のように 全く違った役も出来る

 ローズこと 浅野真澄さんが 幸せなのは、 いろんな意味で幸せなのは よく分かる 笑)
Shuzilow.HAさん 曰く 「ソルティ意外は 基本的に 監督が声優を指名」つまり 監督には「ローズ=浅野真澄」と見えたわけですね
正解!! 笑)

 ロイは 仕事の内容を聞くために 依頼人と会うために 待ち合わせ、 やっと 以来相手が現れるが
ブラストフォールで 亡くした奥さん そっくりの女性が登場して 硬直するロイ。 決して パヤたんではない 笑)

 後から思えば アム・トランファの質問は カーシャに対する ミスリードということになるけど
やっぱ カーシャなら あの場面ならああ答えるだろうなとは思っていた
大原さん曰く カーシャは マセガキで ある意味 なっちゃん(桑谷夏子)に 似ているから あまり親子と言うのを 気にしなくても
普通に関係が作れたと言ってましたし
確かにイメージだけでの 話ですが 桑谷さん本人も ああいう事を言いそうだなと 思ってみてました
弾みで言ってしまった カーシャの発言に ショックを受けている ミランダを 気遣う カーシャの可愛いこと可愛いこと
これは 蘭花が (藤岡)ハルヒを いい子いい子 と なでなでスリスリ したくなる気持ちが 完璧に理解できる瞬間だぜ 笑)

 中華娘曰く 「そんな事したらママ卒倒しちゃう」、 いや 君は ストパニを見るべきだ 笑)
ローズも 「女がすたる」とは言ってるものの、 よく こんな依頼を受けたなっていうのが 結構意外だった

シーン変って RUC内部、 シルビア と セリカ が まだ生きている〜、 ここだけで ウルッと来てしまうのは私だけでしょうかね? 笑)
特に セリカが いつもとはちょっと違うというのは この シーンからも 伺い知れます、「いい人たち過ぎて 困っちゃうくらいにね」が特に意味深

 ラリーって そこまで ナルシストだっけ? 笑)、 中華娘@新堂圭 の「イヤン ステキ」のリアクションもなかなか 笑えるし
ローズ ・ アンディ ・ ソルティの それぞれの リアクションの違いも 面白かった

 ここで アム・トランファの事と つながるカーシャを訪ねてきた 弁護士の一件
具体的には カーシャの父の 兄夫婦にあたる 人物が カーシャを引き取りたいと 願っているという事
それで依頼を受けた アム・トランファは 唐突に「お前幸せか?」と聞いて 「幸せじゃない」という答えを ミスリードして
親族に 有利な方向に持って行こうとしているのが 伺えますね

 セリカが 早退しているのを 察して シルビアも一緒に早退するシーン、 多分 これは セリカと シルビアの 仲の良さも象徴するシーンですね
無茶をした挙句に シルビアを追うように 逝ってしまったセリカの気持ちが分かるシーンです

 ロイ と アンディ が 鉢合わせた時点で 食事会が めちゃくちゃになるのは分かったことなんですけどね
それぞれの やり取りも結構 面白かったですね

 で セリカ と シルビアも カーシャを訪ねてくる、そりゃ流石に 私も 「え?」ってなるわな
ここまで しつこく いろんな人がカーシャを 訪問してくるという 展開はかなり意外だっただった
で また セリカが どうして 養子の件を断った と切り出した時も ビックリしたな 「セリカとカーシャってどこかで繋がっているのか?」 と
シルビアは パペットを使って 二人の会話にあわせて 口パクをしているだけ、それに痺れを切らして フォークを 「牛君」に刺す セリカ
実は これも キーポイントなんですね、 詳しくは 後々説明しますが
コメンタリーの 説明聞くと 「狙いすぎか?」とも思ってしまうけど これは 無いなら無いで 意味合いが随分変ってしまう シーンでもあるんですね
ここで 衝撃の事実、「セリカは カーシャの父の兄夫婦の 養女だった、もともと セリカは『未登録市民だった』」
確かに それなら セリカが 必死に カーシャのことを 養子になって欲しいと 願う気持ちも凄い分かる
もちろん カーシャの 「だからなに、 やっばり 養子の話を受けろって言うの?」という気持ちも分かる
ミランダの「カーシャのこと信じてるもの」って言葉も 多分 「カーシャの好きなように判断して欲しい」って気持ちの表れなんだろうな

 カーシャは ソルティをつれて どこかに外出、 ミランダは カーシャを探して カーシャの部屋に、 二人はやはり 親戚のところに来ていた
もちろん ミランダは そのことに気づいていて、 しかも フォークが刺さった 牛君を発見する
確かに カーシャが 牛君に刺さった フォークを抜かなかったのは 疑問なんですが
そのことによって そういう意図は無いにしても 「牛君に刺さったフォーク」=「ミランダに対して不満を持っている」という図式が成り立ってしまう
ミランダなら 表向き普通に振舞うだろうけど やはり 心底は 相当ショックだったに違いない

 帰った方がいい と 言うセリカゆかりんの演技が一番冴えたシーンでもあります
カーシャは セリカの話から 自分のことを 思っていたお父さんに対して 「嬉しい」と思ってしまう
そんな自分に気づいたカーシャは写真を要らないと言ってしまう、『それって 本当に普通のことなんですけどね』
カーシャが 自分を貫くためには そういう事にも 決別が必要だったんですね、 あんな 押さないカーシャにとっては 相当 苦しい事でしょうね

チョビーこと青木さんの 願望により 実現した ミランダとカーシャの入浴シーン
もちろん ミランダの 入浴シーンは ただ単に エロシーンを描いただけではありません
「カーシャが 戻ってこない」と思っていた ミラン
もちろん カーシャは最初から ミランダのことが好きだし そんなことは思っても居ないだろう
カーシャも ミランダが そこまで傷ついていたことに 初めて気づいたろうと思う

 セリカも 普段 ちゃらんぽらんなキャラだから ここで こういうエピソードが 来ると言うのは意外だったし
後に 死ぬと言うのが分かっているだけに 後から DVDに収録したというのは 正解だったかもしれません
時系列どおりに これを描いて 後でセリカが 死んでも ここまで 感傷的になることはなかったでしょうね
残りの 3人が用意した パーティに セリカを呼ぶことはなかったけど
結果的には 意味の無いことをやった 3人だけど やろうとしたことは 意味があると思う
でも それが 報われない シルビア と セリカの最期を 目の当たりにしていると見ている方も 結構辛かったりする

 結局 今回の話は 地上波で放送すべきか 後で放送すべきか
個人的には 最初の頃は 本放送にこの話を入れていても問題は無いだろうと思っていましたが
後半部分に掛けては 確かに これは 放送が終わってから 後から 追加することに 意味があるんだなと 思いました
これは 一般的に言われる 「あのね商法」とは 違う出来になっていると思いました
見てない人は 今からでも入手してみる価値はあると思います