第25話 『愛しのアヴェ・マリア』

 「騙される方が」って 最後に 香穂子を食事に誘ったりして「お前は 最高の退屈しのぎだった」と
言ってたのにさ、 それじゃ普通に 留学するって誰だって思うよ 笑)
ちょっと この復活は 反則気味だって 笑)

 森 が まさかの事故で 手首を傷めてしまったようで 伴奏不可能に
個人的にも 森が 最後まで 伴奏であって欲しかったけど 不慮の事故ならどうしようもない
土浦が伴奏すると名乗り出るものの 参加者が やるとなると また いろいろ問題になりそうですし

 と そこに現れたのは 第1セレクションで 妨害工作をやった 庄司 が 「私でよければ」と 現れる
あの後の 香穂子の頑張り様を見ていたら 自分も 元々は 純粋に音楽が好きだったという事に気付いて
後悔をしていたらしい
普通なら 気持ちは理解しても ふざけるな となるところですが、 まぁ 香穂子の マゾ体質なら 笑)
素直に喜んで 許して よろしくね と 頼むに決まってますね 笑)

 柚木や 火原 冬海 志水 月森 土浦 の演奏は
もう理屈とかそういうのは抜きにして 純粋に楽しんだ方がいいですね、それに 感動して泣いてしまった 笑)
香穂子は 他の参加者たちに 大きな影響を与えたのは 確かな事ですが
その香穂子も それぞれから ちゃんと 影響を受けて 成長してきていたんですね
そして 香穂子の 回想シーンを見ながら また 涙が出てくる 笑)

 参加者たち全員 「参加する ちゃんとした意味を持った」ことによって
より 心がこもり さらに深みが増した 演奏が出来るようになっています

 香穂子の 演奏はというと 確かに 月森 や 土浦 に かなうわけはありませんが
音が狂う事も無く ちゃんと最後まで 弾きぬく事が出来ました
おそらく 技術的にも 音楽科の生徒の方が もっと 上手く弾く事は可能でしょう
だけど 香穂子のような 想いをこめて 演奏する事は難しいかもしれません

 少なくとも香穂子は まだ スタートを切ったばかりですね
今の香穂子で 技術を高める事が出来るならば 月森 や 土浦のような レベルの
ヴァイオリニストに なれるでしょうね

 いい作品でした