(TVA)(かんなぎ) 第04話 『シスターーズ』

脚本
倉田英之
絵コンテ
平池芳正
演出
森義博
作画監督
古川英樹


 おわっ いきなり 若本さん 笑)
酔っ払ったおっちゃんが 愚痴りながら ○ビスビールを片手に 歩いてますね
人にぶつかって 倒れてしまった時に 「本当は悪いのは自分なんだ」と思っています
そこに現れたのは 100円で 懺悔を聞くという ざんげちゃん です
CV は 花澤さんですね なるほど こう来たか 笑)
ざんげちゃん は 一種の小悪魔的な魅力のあるキャラなんですが 今後 どう演技していくのか 楽しみです
メインキャラの中では 一番 可愛らしい というか コケティッシュな感じなんですけど
実は 意外に 腹黒だったりと、 その使い分けが 花澤さん 大変だろうな 笑)

 そして 遂に ナギの神樹が 株から抜かれてしまいます
こうなると ナギの 産土神としての力が さらに 薄まってしまいますし
ナギの 神としての 存在自体も 徐々に 無くなってしまうんですね
だから ナギとしては 本当に 自分の存在に関わる事なので かなり必死なはずなんですよ
ショベルカーを見ながら 「覚えておれぇぇぇぇぇ!!」と大絶叫するのも そういう視点から見れば
かなり シリアスなシーンなんですけど ギャグテイストになってしまっているのが 武梨さん なかなかの 策士だ 笑)
まぁ 個人的には このシーンは ギャグシーンとしても 結構好きですけどね 笑)

 朝食シーンも 同じく トーク自体は 結構 シリアスなんですよ
ただ トンカツソース や ドレッシング を ご飯に大量にかけたり する二人を見ると 単なる ギャグシーンにしか見えない 笑)
超大盛のご飯に あれだけ ドレッシングかけたら 普通 茶碗から 溢れるだろ! 的な 演出は
シリアスさを意識させないための演出でしょうかね

 まぁ 神樹が無くなったワケで、 そのまま 放っておけば ナギの存在は 徐々に無くなっていくわけなんですが
神樹はあくまでも 一つのシンボル なので 必ずしも ナギの象徴が「木」である必要は無いんですよね
一つの「木」を「御神木」として人々が 崇める事によって 存在が強まるわけで
本質は 人々の「信仰心」が ナギ 存在を強めるわけですね
逆に言えば 御神木があっても 信仰心が薄れれば ナギの 神としての力も 薄まってしまうわけです
今の ナギ は 仁が御神木を使って彫った彫刻に 顕現し 人の姿をしていて 「実体」があります
つまり 今居る 「人としてのナギ」を 人々に崇拝させる事が出来れば、 再び 神としての力を増すことが可能になるわけです
ここで ナギ が 言う「アイドルになる」 とは そういう意味が含まれているんですね

 秋葉 アイドルに興味無いような 素振りを見せながらも 紫乃に煽られると 語る語る 笑)
この アイドル論は 倉田さんのアイドル論でもあるので メモのご用意を・・・ 笑)
まぁ 原作では いきなり ざんげちゃん の 話になるんで 基本的に 秋葉の語りは 全然 意味無しなんですけどね 笑)
しかし 倉田さん暴走しすぎです 笑)、 ガヤでは「臭いよねぇ〜」ネタをまたやってるし 笑)

 部 の ジェッソ(地塗り剤)を買いに 町に出かけた 仁ですが
そこで たまたま チンピラに絡まれている ざんげちゃん に出くわしてしまいます
まぁ ローカルアイドルに関しては 結構 見かける事は 多いんですよね
外見的には 「可愛いけどヘタレ」 な 感じに見える仁ですが 設定上は 「運動神経はかなり良い、けど少しドジ」って感じです
だから パンチを避けて 反撃する事位なら 普通に出来る子なんですよね
仁 を 見た ざんげちゃん が 「ハッ!」となっているシーンがありましたが
これに関しても 詳しくは 下に 書きます

 橋の下まで逃げてきた 二人ですが 色々と会話をしてます
ざんげちゃん の アイドルに対する考え方も 実は ちょっと 猫被ってるんですけどね
ここら辺も ちょっとした伏線が ずっと 続いてます
分かれる時に ざんげちゃんが言う 住んでいる所が「この橋の向こう」とかも
伏線とまでは行かないけど 実は 地味に 舞台設定と密接な関係があるんですよね
こういう 何気ないセリフ や ギャグテイストの部分 にも 実は「仕込み」が 山ほどあるので気が抜けませんね

 翌朝です
うまい棒? を チョップで粉々にして ふりかけにして食べる ナギ と トンカツソースで ご飯を食べる仁
あいかわらず ひどすぎる 笑)
おそらくローカル局と思いますけど テレビに ざんげちゃんが出ています
ここで ナギ は 仁 が ざんげちゃん と 会った事 を知ってますし、 仁 は ざんげちゃん が ナギの妹だと知ってます
前回のラストの続きが ここで 回想シーンとして描かれていますけど
初見だと 「何のこっちゃ」 って感じですかね
とにかく ポイントとしては ざんげちゃん も ナギと同じく
神としての存在の力を強めるために アイドルになったと言う事ですね
しかも ローカルアイドルとはいえ テレビに出れる状態までなっているって事です
まぁ 「アイドルになる」とか 発想が同じで 流石 姉妹だなぁ って感じですけど 笑)

 さて ここまでくれば 少し ネタバレしてもいいかな
ナギ と ざんげちゃん は 本当に 姉妹です
そして ざんげちゃん が 目に見えない誰かと 話しているように見えますが
これは 本来の ざんげちゃん の肉体の持ち主 の 「白亜」という女の子です
正確に言えば 白亜 を依代にし ざんげちゃん が 顕現したことによって 白亜の体の中には 二つの人格が存在することになって
現在は ざんげちゃんの人格が 表に出ています
ただ 敵対的に ざんげちゃん が 入り込んだわけではなく
お互いに一定の 利害関係が一致した上で このような状態になってます
よって ざんげちゃんは 白亜の気持ち も ある程度は 尊重した上で 行動してはいます
ただ 白亜の性格が かなり 気弱なので ここでは ちょっと 強制気味な 会話になっているんですね

 ざんげちゃん に関して 調査を始めている 仁 と ナギ ですが
まぁ ナギの懸念の方が おおよそは 正解なわけなんですが
女の色香にヤラれ気味の仁は ざんげちゃん を 擁護しよう 擁護しよう ってしてますね 笑)
この後の展開を知っているなら 視聴者も 涙と笑が同時に出てきたナギ と 同じ顔になるはず 笑)
この シーンも 原作で かなり好きなシーンの一つですね

 もう一本の神樹 ざんげちゃん の方ですね、 こちらは 健在のようで
しかも 教会の敷地内にあることによって 今後も かなり安泰である 条件は揃っていますね
ナギ は ざんげちゃん が 顕現していることに関して
自分の 神樹と 同じような事が起こっているのでは無いかと 考えていたのですが そうでは無い様子です

 何故 一つの土地に 二つの神木が存在するのか?
それが さっきの 橋と関係しているんですけど 昔は 橋がなかったので 簡単には 川を渡れなかったんですね
そのため ナギの 神樹を 株分け したために 二つの信仰対象が 出来上がったわけですね
もちろん その 株分けされた方が ざんげちゃん なんですね

 ざんげちゃん探しを続ける ナギですが 実は意外なところにいました
仁と同じ 学校に通ってたんですね 笑)、 なんで 仁が 知らなかったかというのは おそらく 白亜の影が薄かったからでしょう
ここら辺を見る限りでは ざんげちゃん は 結構な悪役? って 思っちゃいますよね 笑)
しかも ナギの 頭を 踏みつけるとか かなりの ヒールっぷりですしね 笑)、 キャットファイトが なかなか でしたね 笑)

 そのシーンを仁が目撃するわけですが、 あーあ すげぇショックを受けてる 笑)
というか 白亜 は 実は 仁の事を思ってるんですよ、 なので これは 白亜にとっても かなり ショックなんですけどね 笑)
まぁ ここらは 作品が終わってから もう一度 見返すと いろんな発見があると思いますよ

 しっかし あいかわらず 食生活がひどすぎる 笑)
うまい棒? を 食パンに 挟むとか・・・・、 とはいえ 何気に ナギの方が バリエーションは 多いんですよね 笑)
それを見た つぐみ が 驚愕して 自分が作るとか言ってますけど、 まぁ つぐみ も レパートリー少ないんですけどね 笑)
ナギの ニセ二重人格 も 相変わらず ひどい 笑)

 そして そういう中に ざんげちゃん も 登場
これは 恋の嵐の予感・・・・・ 笑)