(TVA)(かんなぎ) 第03話 『スクールの女神』

脚本
倉田英之
絵コンテ
五木巌
演出
平向智子
作画監督
後藤孝宏
亀谷響子
作画監督協力
赤井俊文
緒方浩美


 第01話から すでに何度も使われているので 気付いている人がほとんどだと思いますけど
丸ワイプによる ワイプイン・アウト が なんか印象的なんですよね
あえて 古っぽさを狙って出しているんでしょうか?、 こういう演出は 昔の ドラマ や 映画では 比較的使われてましたよね

 仁は学校に行くので 家には ナギだけが 残る事になるわけなので ナギは ちょっと退屈気味のようですね
そんな 子供っぽい素振りを見せつつも 昔から この土地を見てきているので
子供が勉強だけをしていればいい時代になったのを 感慨深く思ったりと 神様らしい部分も見せています
まぁこの 二つの顔 が見え隠れする 不安定さ というのも 今後 色々と 関わってくるんでしょう

 仁は 登校中 つぐみ と 合流してます
つぐみ は ナギの心配と 差し入れた弁当で何が美味しかったのか を 気にしています
当然 つぐみ としては 「玉子焼き」 と 答えて欲しかったわけなんですが 「野菜炒め」と答える 仁に
この鈍感やろぉ〜 って思ったんでしょうけど、 表向きには「あっそ」と そっけない 素振りを見せてます
この部分も 原作には無い部分なんでよね
で おそらくこれは 今後のそれぞれのキャラの関係を 補足する意味があるんじゃないでしょうかね
今後の 展開を 暗示しているんでしょう

 仁 は 美術部に所属しているんですが、 絵心的には 「ちょっと、 ・・・?」って感じなんですよね
明らかに 「やっちゃったな的」絵の具の使い方をしてしまった 仁の後ろから
ちょっかいを出しているのが、 部長の貴子(メガネの方) と 副部長の紫乃(目が細い方) です
二人とも 美人さんなんですが ひとクセ ふたクセ、・・・ん〜、 何クセかはありそうな感じですよね 笑)
紫乃 の 中の人 は CLANNAD の 渚の中の人 なんですけどね、 声の印象 全然違いますね 笑)

 そんな 仁が目指しているのは 同級の 大鉄です
仁 と 大鉄 の 馴れ初めの話は いずれ出てくるかもしれませんが、 とにかく お互いに 信頼している仲です
その大柄な体に似合わず 大鉄 の 絵心はかなり凄いらしく 期待のルーキーと言う事のようです
大鉄が描いた 抽象画を みんなが 絶賛してますが、 まぁ・・・・ 私には レベルが高すぎるようです 笑)

 猫に萌えて絶叫する 大鉄に 突然 「集中線がズレた!」 と 文句を言い出したのは 秋葉です
どうやら 漫画を描いているようですが、 「月刊デジャブ」ってなんだよ 笑)
ストーリーとかよりも どれだけ既視感のある漫画か というのが 大事なんですね
・・・ そんなので 売れるのか? 笑)、 物凄い パターン化が進んでそうだな 笑)
原稿を読む 貴子 と 紫乃 の 原稿の渡し方が なんか 専門家みたいだ、 スタッフ 拘ってますね 笑)
さらに 秋葉の 漫研に対する 憎悪の表現が 原作比 500%位は行ってましたね 笑)
というか ロリッ子キューティ の くだり の ところで
さりげなく 「妄想ノオトでも絶賛されていた」とか入れてましたね 笑)

 今年の一年生は豊作だと 貴子 と 紫乃 が 話しています
秋葉系(秋葉) と 芸術肌(大鉄) と ピュアボーイ(仁)、 確かに 競合も無く バランスはいいですね
というよりも 仁 が 大鉄に憧れていて そして「いつかは 大鉄を超えてみせる!」みたいな
そんなやり取りに 鼻血を吹く 貴子です
多分 貴子的には BLな展開を期待しているだけなんじゃないのか? 笑)
アフレコしているにも拘らず 貴子の「これやがなーー!」の声 裏返ってましたよ? 笑)

 で ここから 美術部恒例の 一年生ドッキリ企画 に 入っていくわけです
サークル棟にある 美術部の倉庫整理を 一年に頼むんですが、 幽霊が出るとか脅しまくってますね
仁 は 霊感が強いから 見えるんですけど 見えたからといって 特に何も出来るわけではないので
幽霊は 苦手なんですね
あとの二人も、 大鉄も実は かなり苦手だし 秋葉も普通にビビリます

 ということで サークル棟前
何故か つぐみ も 同行してます、 一応 補足しておくと つぐみ は 正式な部員ではありません
てか 大鉄にしがみついて 階段を下りて行っている時の 仁の足の方が むしろ ホラーになってる 笑)
倉庫に到着した時に 何故 つぐみ が 昔あった 悲惨な事故の話をし始めたのかは分かりませんが
多分 事故自体は捏造で 貴子から そう言うように 指示されたんじゃないかと思うんですけどね
この時の つぐみ は 三人を ビビらせるつもりでいたと思うんですが
ここで 意外な事が起こります
突然 事故があった地下への入り口のドアが 中から ガンガン叩かれます
そら 誰だって ビビるわ!、多分 この時 嘘を言ってた つぐみだって マジでビビったでしょうね 笑)

 仁 は その直前に ケガレを目撃していたので
ドアがガンガン叩かれたのは ケガレのせいなのかな? と考えていますね
でも その事を ナギに言うと 当然 ナギは学校に行きたがるでしょうし
学校に来られたら 来られたで いろいろと 説明が めんどくさい事になりそうなので
言おうか言いまいか 迷っています
まぁ ケガレ なのなら いずれにしても 祓わなければいけないんでしょうけどね
ただ 仁 の よそよそしい態度に ナギは 何かあるなと 感づいてますね
あと 翌日の 廊下での 女子生徒の会話で 「臭い」トークしてた 笑)

 仁が廊下を歩いていると 何故かご立腹の秋葉が 何故か突然仁の頭を殴ります
ナギ が 仁を尋ねて来たんですね
たしかに ナギ の事を全然知らないなら
なんで あんな美少女が 仁なんかを尋ねて来るんだよ! って感じになりますよね
秋葉のセリフの中に「美少女の幼馴染では飽き足らず」と言うのがありましたけど
仁の周りの認識からすれば すでに つぐみ は 仁 の 彼女って 感じになっているって事ですよね
多分 つぐみ が 仁を 物凄く意識しているって事が バレバレなんでしょう

 ナギを見て 「頭ちっちゃい!」とか騒いでいた 女子生徒は もしかして 森山中を意識してる? 笑)
仁を見かけて 走り寄るナギ、 確かに ナギの事を知っていると キモいな 笑)、 そりゃ かわしたくなるわ 笑)
まぁ ナギの事知らなきゃ 「何故避けたし!!」 ってなりますけどね 笑)
しかし 見事な ヘッドスライディングですね ナギさん、 おお振り の ヘッドスライディング超えたな! < なわきゃない
原作 に 仁 の アホ毛の事を言う くだり は あるけど 「アホアホマン」は 無いです 笑)
確か かんなぎラジオ の時 山本監督は 武梨さんの事を 往年のごっつのようなノリ みたいな事を言ってましたよね?
そこから 無理やり 持ってきたのかな? 笑)

 ナギ を 体育館裏まで連れて来て、 仁 と ナギ 二人で シュバババッ っと 組み手みたいな感じになる所は
原作を知っている人なら 誰しも ここでの動きを期待するシーンですよね
もちろん さすが 山本監督 ちゃんと分かってますよね 相当 動きに 拘ってますよ、 きちんと 打撃に重さがあるし
ここも 原作よりも 本気の空手率が 200% は 増し増し でしたね 笑)
そして そこから 「カマかけてたのぉ〜?」までの リズム感が これまた 抜群でしたね

 ケガレが居たと言う事が バレたわけですが
まぁ これはこれで 穏便に 祓う事が出来れば そんなに 問題になることでもないと思うんですけどね
何故 ナギ が 制服を着ることが出来ているのかと言うと、 これは つぐみ が 貸したわけなんですが
まぁ しかし 沢代さんの演技 何度見ても 凄いっすね、 これ ひだまりスケッチ の 大家さんと 同じ人なんですよ? 笑)
また 声質だけではなく ここ最近 プレスコの作品に 出演していたのが影響しているのか
おそらく かんなぎ は アフレコで録っているだろうにも関わらず
これプレスコなんじゃないの? って感じに聞こえる部分があるんですよね
それだけ 自然な会話に聴こえるように 微妙な間合いなどもコントロール出来ているって事ですよね、 凄いです

 とりあえず めんどいけど 大鉄 と 秋葉 には
これまで つぐみ に言った事と 矛盾しないような説明をしたんでしょうね
一応は そういう感じで 納得させることには 成功した模様です

 ナギが着替えている時の つぐみ の 回想シーンでは 黒帯が上下左右についてましたよね
これって レターボックスでワイド表現した 4:3の画面を、16:9の ワイド画面で表示した時になる割合に似ているんですけど
まぁ そんな事は あんま 関係ないか 笑)
ただ 本来なら こういう回想シーンは 色を淡くしたり ノイズを加えたり モノクロにしたりするもんなんですけど
単に 上下左右に 黒帯を入れただけで 回想を表 現するのは (あるにはあるんでしょうけど) アニメでやるのは珍しい?
ナギ が ニンマリするシーンが 可愛かったですね 笑)
あとは ナギが 「好きな人がいる」と言った本意とは?、 まだまだ 謎ですね

 まっ、 ということで ナギも一緒に 再び サークル棟の 美術部の倉庫です
原作を知っているなら ドアから 何が出てくるのかは 知ってますから ニヤニヤして見れるんですけど
知らない人だったら これ マジで 心霊アニメみたいに見えてしまって 怖いでしょ? 笑)
恐怖心を煽るような 演出もハンパないし 笑)

 まぁ 結局 出てきたのは ボヤッキー? グロッキー? 笑)、 いやっ 顧問の 毒蠍先生なんですけどね
気が抜けて 「チーン」 の時の ナギ の作画が凄い事になってますけど、 これ ほぼ原作のまんまです 笑)
なんか 毒蠍先生 思ってたよりちっこかった 笑)、 確かに 原作通りのサイズだと思うんですけどね
ここ最近の原作のイメージがあったので もっと 背が高いような イメージになってました

 普通なら ここで チャンチャン ってなるわけなんですが ナギの様子に少し異変が起きます
突然 ナギ が かなり必死な感じになって ケガレを探し始めています
これは 恥をかいてしまったから とかいうよりも
ケガレの気配を感じ取っていたにも拘らず 外してしまった 事などの 焦り が 大きくなっているんでしょうね
確実に居る筈なのに ここにいると確信したはずなのに 外してしまった のが ショックなんですね

 そうやって走り回っているうちに 礼拝堂の前にたどり着きます
なにかに ひきつけられるように 中に入ってみると 突然 「ゴール」と声を掛ける 少女が
ざんげちゃん です
この 「ゴール」は 別に AIR観鈴 の 「ゴール」とは 全然関係ないです
ざんげちゃん が「ゴール」と言う事 自体 原作通りですし
また この部分は ネタとして 観鈴 の 「ゴール」と掛けるべきシーンでもありません
これは ざんげちゃん が ナギを挑発しているシーンなんですが
このあとの展開は また次回以降という事になりますね

 この ざんげちゃん は ナギを 姉と呼んでますけど 敵か味方か?
次回が 楽しみですねぇ〜 < 知ってるくせに・・・