(TVA)(ARIA The ORIGINATION) 第05話 『その おもいでのクローバーは・・・』

 今回から 制服が 夏服に変わりましたね
前回 トラゲットをやった事で これまでとは また新しい気持ちで 練習をしているであろう 灯里が
顔見知りのおばちゃんから 制服の事で声を掛けられているのを 眺めている 藍華、 そこに バラの花びらが 風に吹かれて飛んできていますね

 休憩の時間でしょうか 三人で 最近出来たという パン屋を探していると、 丁度 アテナが カンツォーネバルカローレを唄っている所を見かけます
まさしく 「天上の謳声」という呼び名だけあって 乗せているお客さんだけではなく その場に居合わせた 人々達をも 同時に 和ませています
さらに 女の子の帽子が風で飛ばされて 運河の方に飛んでいってしまいますが そこに通りかかった アリシアさんが 見事キャッチをするわけですが
ただ 慌てふためいたように掴むのではなく、 ゴンドラを 旋回させるだけでも 鳥肌が立つくらい優雅に 魅せて います
もちろん 並外れた 技術がなければ 絶対に出来ない 業 ですね

 二人の プリマの 凄ワザ を 見て 楽しそうに会話をしている 三人ですが
持って生まれた才能であって 望んでも手に入る才能ではない、 つまり「天才」だ と アリスが言った時
藍華 は 「天才二人に囲まれて 晃はどんな気持ちだったのか」と いうことを 考え始めています
確かに 天才の二人と比べると 晃には「突出した才能」は ありませんね
ただ、 それでも ちゃんと プリマですし あこがれられている存在であることには 変わりは無いんですけどね

 そして 自分も 晃 と 同じような状態だって事も 思い始めています
アリス は 技術に関しては アリシアさんに及ばすとも 灯里 や 藍華 と比べても ズバ抜けて 高いはずです
灯里も お客さんを 満足させる力は アリシアさんと同じくらい凄いでしょうし それにも 独自性が強いですよね
さらに マンツーマン で アリス や アリシアさんの 指導を受けてもいますしね
そういう角度から見てみれば、 晃と同じく 藍華にも 天才 と言われるような 才能 と言うイメージが 無いんですよね

 凹み気味で 宿舎に帰ってきた藍華ですが、 晃はいつもの調子で話しかけてきます
そして 大掃除の加勢をさせられるわけですが その最中 晃たちの 昔の 写真アルバム を 発見します
その 写真をよく見ると 晃だけが まだ シングル の状態でした

 こっぱずかしさ も あるんでしょうが 晃は 一人 シングルに取り残されてしまった時は
「悔しかったのは悔しかったけどねぇ」みたいな感じで 軽いノリで応えています
以前にも 描かれた事がありますが 普段 藍華は 「アリシアさん アリシアさん」と言って 晃の事は興味ないような態度を見せてはいますが
本当は 一番慕っているのは やはり 晃の事なんですよね

 「晃の強さは何処から来ているのか」と 質問をしています
すると 晃 は アテナが プリマになったあたりの頃の話を始めます
当然ですが 晃の性格なわけなので プリマになれない悔しさで 相当フラストレーションが たまっているはずです
それも もう限界になっているようで
自分は 4つ葉のクローバーにはなれないのかと 3つ葉のクローバーがたくさん生えている花壇を探しますが見つからず
プリマになれる日は無いのではないかと 追い詰められてしまっています

 と そこに 現れたのは 女の子、 まぁ 見りゃ 子供の頃の 藍華 ってすぐに分かりますよね
この頃から すでに 藍華は サバサバした性格らしく 「無いんだからしょうがない」と 晃の心に突き刺さる言葉を口にします
もちろん 子供の藍華に 悪意は無いわけですし 正論なんですよね
ただ ここから 子供藍華が意外な 答えを 導き出します
3つ葉のクローバーが無いのであれば そこに ハート(バラの花びら)を付け足せば 4つ葉になるじゃん、 と
晃の通り名の「真紅の薔薇」も 実は これがきっかけだったようですね、 ある意味 名付け親は 藍華 と言っても おかしくは無いわけです
そして その時の クローバーとバラで作った 押し花の栞を 晃が 藍華に プレゼントした所で もう 涙腺がやばい事に! 笑)

 今回も 原作有りでしたが 次回も 原作有りの お話ですね
その話も 個人的には かなり好きな話なので 楽しみです