(TVA)(ef - a tale of memories.) 第09話 『forget me not』

 昨日のうちに 今回分は 書き込みしようと思ったんですが 途中で 手が止まってしまいました
今回 私は 自分の 理解力の無さを思い知ったわけですが 笑)
いや それでも なんか 論理的に理解できてないんですよねぇ
千尋の13時間の記憶の範囲」について もう一回 見直してみますです


 前回の最後、 紘に 公衆電話から 電話を掛けてきた みやこ、 無言でいますが 紘が「みやこ か?」 と 聞くと
ちょっと安心したのか 少し明るい声になって 「(紘にとって自分が)消えてないんだ」と 漏らします

 続いて 千尋と蓮治のパートですが
私は 千尋の記憶 に ついて 勘違いをしていたかもしれません
蓮治の事を「今は」忘れている という部分があって 今まで私が思っていた事と ズレがあるなと気付いたんですね
私は 毎日 千尋の記憶はリセットされていると思っていたんですが
その理由としては ある程度 蓮治と 親しくなってからも 蓮治と会った時は初対面のような態度を取っていたからです
もちろん 「13時間経つ前に 強く思い返せば 再び それから 13時間は 記憶が可能」という 特別な条件も理解してました
しかし それを やれる 量は かなり限られていて 記憶としては ほんの一部、 それ以外は ほとんどの記憶が飛んでしまうと
ただし 前日の夜までに 印象深かった 事象を 箇条書きのようにして残し 翌朝に 日記の内容を 知識としてインプットしているのだと
なので 13時間継続出来る記憶の範囲の内容は 「蓮治に関する事」と「自分の書いている小説に関する事」くらいが限度だと思ってたんですね
そして そのような中で 蓮治と関わった全ての事を 記憶に残すために 無理を続けたから 倒れてしまったのが 前回の話で
倒れてそのまま 13時間を 経過してしまったから 前日の事は 記録として残せなくなったのだと思っていたんですが
ただ それだと 今回の話は 全く つじつまが合わなくなるんですよね 笑)
どうも 千尋の記憶は 「前日のだけ」ではなくて「4年間分」が無くなっているようなのです
『「13時間の記憶」という制限』の中で 4年間紡いで来た記憶があるようなのですよね
ただ 火村の発言を聞いていると 「4年間の記憶が無くなっている」と言ったかと思えば「今まで何度もあった事」と 論理が破綻してるんです
まあ 「何度もあった」が 千尋に掛かるんじゃなくて 「『歴史的に』何度もあった」と言うのなら まあ 筋は通るんですが
何を指しているのかは 現状では 全く分かりませんしね 笑)

 とりあえず 無理矢理にでもつじつまを合わせるために
前回の一件で、 千尋の4年間分の記憶が無くなって それを補完する為に これまで書いてた日記を読んで 「これまでの記憶」を初めて「知識」として
頭に入れていく話が 今回の話だとして 書くことにします
(この部分に関して 詳しい人が居たら フォローお願いしますです 笑)

 どれだけ 注意したとしていても 千尋の記憶が 失われてしまう事は 今後も普通にありうる事で もしも 千尋と 関係を持ちたいのであれば
それが 何度も起こる可能性があることは 覚悟をしなければいけない
また 長年付き合えば付き合うほど 蓮治も それが起こった時は 大きく傷つく事になる、 そういう風に 火村は 蓮治に再警告をします
蓮治の事を思っての 発言ですが 千尋から 逃げるなら今だぞみたいに聞こえたのでしょうか、 蓮治は 火村の胸ぐらを掴みますが
言い返す言葉も見つからず崩れ落ちます、 それを ひっそりと ドアの所から 聞いている 千尋
千尋 は 絶望的な 事実を受け入れたくないのか 蓮治に 日記を投げつけたりして 声を荒げています

 京介としては 景の魅力が 以前よりも薄れてしまっていて それが 紘とうまく行ってないからじゃないか? という風に思っているようです

 みやこ は 携帯はもう使えないですし テレフォンカードを使って 公衆電話から電話を掛けているんですね
ん? テレカ に プリントされているのは だんご大家族すか? 笑)
携帯を持ってなきゃ 紘からは 電話掛けられないだろ という ツッコミに惚けて見せていますが ここら辺はアドリブでしょうね
自分の居場所を 下手な事を言って無くしたくないと思っているんでしょうか、 紘が すっぽかした事などは 全て許しています
親はもう居ないに等しい みやこ、 普段の 行動を見るだけなら 自由奔放に見える みやこ も 本当は 「空っぽな自由」、 空虚な自由 って感じでしょうか
紘の自由 は やりたいことがあるから選んだ自由、 実のある自由 なんですね
対極の自由同士だから 惹かれあう 愛し合う 度合いも凄いのでしょう、 景には好きという感情はあっても 愛してるという感情までは 行かないのかもしれませんね

 火村 が 千尋が 蓮治に 会わないようにすることは 不可能ではなかったのですが
このような事になると予測は出来ていたはずなのに 火村は 強制的に二人を 引き裂こうとはしなかったんですね
それは どうやら 蓮治と自分を 重ね合わせていたようなんですよね、 火村 は 千尋とは 別の人と 蓮治 と 千尋 のような関係になった事があるってことでしょうか
火村は 何故 千尋は小説を書いているのかを 考えてみろと 蓮治に言います

 日記を読む事によって 最初は 絶望し 蓮治に攻撃的な態度をとっていた 千尋ですが
日記を読み続けた事によって 「以前の関係になりたい」と思うようになったようです、 記憶ではなく 知識となった 蓮治との関係ですが
そこに 自分を 再び持っていこうと思っているわけですね
では 何故 そこまで変わったのかというと 蓮治に出会ってからの日記 は 明らかに これまでの自分とは違っているのに気付いたからなんですね
記憶とは何なのか これまでの自分は死んだのではないのだろうか と 千尋が 哲学的なことを考えていますけど
個人的には 記憶による人格 と 知識による人格 には 明らかな違いはあると思うんですけどね、 記憶は経験や体験が伴っていますが 知識には 無いんですよね
その違いによって 同一人物でも 導き出す結果に差は生じると思うんですが、 それは 要素が違うから 違う結果を導き出すんですよね
もし条件が同じなら 同じ人物なら 同じ結果を導き出す と考えるなら 千尋は やっぱり 千尋 だと 言えますね
もちろん 以前の千尋と 全く同じかといえば それは やっぱり 違うでしょう
そうだと 分かっていても 認めたくない 蓮治は 砂浜に残っている 「以前の千尋」 と 作った 砂のお城を見て
「なんで お前がまだ残っているんだよ」と悔しがります