(TVA)(ef - a tale of memories.) 第08話 『clear colour』

 紘が電話に出なかったのは 紘が 自分を忘れた(忘れようとしている)からだ と 思った みやこ は 自分の携帯を 噴水の中に投げ込んでいます
前回 「無くした」と言ってましたが 最後の最後で 机に忘れていたのが描かれていましたよね
そして 何件も入っている みやこ から の メッセージを 発見した 景は、 着信の履歴 を 消してしまっています
前回は みやこ が メインに描かれていたので 景の行動が 一見ひどくは見えますが、 景も 紘を奪われてしまうかもしれないので 必死なんですよね
紘も もちろん 忘れてはいなく 晩飯を買いにいくと言いながらも 待ち合わせ場所に 来ています
みやこ の 姿は もうありませんでした

 景がシャワーを 浴びている時に 呼び鈴を鳴らす人物が、 みやこ ですね、 完全に 紘と すれ違ってしまってます
そして 奇しくも 景が 一人居る時に訪れてしまっています、 みやこ は 紘 と 話したい事があるようなんですが
景 は 「(紘は)寝ている」と 本当は出かけているんですが 嘘を言い、 「私が 届かせない」と なおも 攻撃的な言葉をかけて ドアを閉めてしまいます
前回からの流れ上 景が すごい悪者のようになっているんですけど、 これは 景 も みやこ も 両方 つらい思いをしていますよね

 前日は 気まずい感じで 分かれてしまった 千尋 と 蓮治 なんですが、 蓮治が 図書室まで見に来ると 千尋は これまで通りのような感じで 挨拶をします
ただ 弁当の事を「美味しいから」と楽しみにしていたり 「点数を付けられない」 というのはちょっと違和感がありましたね
もしかすると 前日の事を踏まえて あえてそうやって振舞っているって事でしょうか?

 紘 は 学校で みやこ に 電話でコールしていますが 「電波が届かない所に・・・・」のような アナウンスしか流れないようです
もちろん みやこ が 噴水の中に投げ入れたので もう壊れているでしょう
景の足の怪我は 少し長引くようですね、 紘の自転車に乗せてもらって 下校しています、 この段階では 景の方が 有利にはなりましたね
紘も 自分の腱鞘炎の事もあり 原稿を描くペースを しばらく 落とそうかと言い、 景と同調するような動きを見せ始めています
一方 みやこ は 屋上のドアをガタガタと 必死に開けようとしています、 でも 紘 は そのドアの先にも居ないんですよね

 千尋 は 結婚 に ついても 考えているようで、 「蓮治となら もしかして」と 思ったりしているようですね
もちろん それは あくまでも 前日までの 「記録」 を 見て そう思っているわけなんですが
まずい分れ方を 前日してしまった 砂浜ですが、 やっぱり 今回は 蓮治の進路希望の事とかを 千尋が ちゃんと意識しているんですよね
前日 二人で 作っていた 砂のお城、 崩れかけてはいますが 「残っていたね」 と 蓮治が 何の気なしに 作るのを再開すると 千尋が 意外な事を言います
「違いますよ ここは こんな感じでした」、 まるで 前日の 記憶があるかのような 発言です

 みやこ が 以前に崩壊してしまった街で 落ち込んでいると 優子が現れ「ここは 戻る所でも 来る場所でもありませんよ」と 声をかけます
以前にも ふっと現れて 京介 にも 似たような事を言っているんですよね
京介 や みやこ の共通点と言えば 『「過去の残骸」 に こだわっている人物』って事になりそうですよね

 火村に 「千尋の症状がよくなった」と 報告をする 蓮治、 ん〜 良くなったと言うよりは 無理をしている って感じに私は見えるんですけどね
しかし 「奇跡でも起きない限りありえない」 という 火村の反応、 「奇跡なんてものは存在しない」「あるのは必然と偶然」「事実」

 紘 が みやこ に 電話を入れようとしていますが やっぱり 反応は無い様子
と その時、 構内アナウンスで 紘 と みやこ が 進路指導室に呼び出しがあります
紘 は 進路指導室に行ったようですが 気になる みやこ は 帰って サボり と言う事になったようです
みやこ の 運気は完全に無くなって すれ違いばかり、 これまでは つれない感じになっていた 景の方に 一気に 運気が 流れているようです
紘も 景に 同調する事が多くなってきました
そこに 急に 紘へ電話が掛かってきます、 景に一気に 緊張が走りますが 出版会社からの電話で ほっとする 景です
私自身 景 は 好きなので 景が 幸せな方に向かうのは 嬉しい事なんですが、 でも なんか しこりが残るんですよね
このまま 景にとって 良い方向に転がって行っても それでは 何かが 違うんですよね
そして 景 が 会社からの電話だからと 肩を撫で下ろすのも つかの間、 「読みきり」を描いてくれないかという オファーに 了承をする 紘
まあ これは プロとしては 当然の行動なんですよね、 信頼が失われたら そういう オファーなんて 全く来なくなりますしね
景の 気持ちも分からないでもないですけど というか すごく分かるけど、 それでも こういう時は 理解を示さないと ダメかな

 千尋は 小説を書き続けていますけど、 女性ならではの部分を書いてましたね、 でも 文章を書くのが好きなはずの 千尋が 居眠りをしてしまってます
もしかして これまでだと 情報は 箇条書きのようにしていたのを 物凄く厳密に書いているって事なんでしょうか?、だから 翌日の 千尋が疲れていると
それだと 火村が言っていた事 や 千尋の今の状況とも説明がつきそうな感じがします

 景 の 愚痴を撮っているカメラ 自転車に乗っているみたいなのに じゃぁ どうやって 京介が 録画してるのさ って思ったら
カメラを持っているの 景じゃないですか 笑)、 意外に ノリノリじゃないですか 笑)
前回 紘 と 激しく 言いあった 京介ですが 自分よりもずっと先を歩いていると 紘の事は ちゃんと評価しているんですね
まあ それくらい 人を見抜けなけりゃ カメラで 人を撮るのなんて無理ですからね
紘 と 景の事を 言いかけて やめて 景から 「途中で言うのをやめるのは 卑怯だ」と言われると 野生動物に例え始めるのあたり 良いセンスじゃないですか 笑)
景もそこ怒る所じゃないから 笑)、 話が分かるやつなら 「これはしてやられた」って 笑う所ですから 笑)

 千尋はやっぱり 意識して 蓮治との出来事を 記憶してしまおうとしているようですね
記憶を失わないため とはいえ 記憶 が飛んでしまう人物が それを失わないようにするためには
たとえ 数日分でも膨大な 情報を処理しなければならない、 それを これ以降も 延々と続けるのは 人間では 不可能です
千尋の 気持ちは分かりますけど やっぱり これは 火村が言っている事の方が正しいです
しかし それに 歯向かう 鬼気迫る表情の 千尋に 火村も 若干たじろいでます
そして 平手打ちをしてしまっています 千尋は 「その事を絶対に忘れない」 と 火村を睨み付けます
火村 も 「分かった」と答えてますけど、 これは 自分の意見を分かってもらうためにも 「忘れないのなら そうすればいい」と思ったのでしょうね
ただ、 その後 「わがままを言ってすみません」と言っている 千尋は やっぱり 無謀だという事は 分かっているんでしょうね
蓮治 と 恋人のような行動を取ろうとした瞬間 千尋は 倒れてしまいます

 やっぱり 人間の限界を超えて 記憶を維持させようとしていたんですね
イムリミットを越えてしまったので 結局は 元の千尋 に戻ってしまったわけですね
ここからは おそらく 「これまでの 千尋が 毎朝迎えていた 朝の出来事」ですね
蓮治 は 「落ち着いて千尋」と声を掛けていますけど やっぱり 蓮治 は 分かってないんですね、 毎朝 千尋は この事を経て 毎日を過ごしているという事を
やっと 蓮治は 千尋の 毎朝を 自分の目で見て 実感する事になります