(TVA)(CLANNAD) 第08話 『黄昏に消える風』

脚本
志茂文彦
絵コンテ
石立太一
石原立也
演出
石立太一
演出補佐
山田尚子
作画監督
高橋博行

 おそらく 次回で 風子編は クライマックスでしょう
今回の時点で もうすでに 涙腺崩壊してます 笑)


 学校でも 朋也 渚 風子 で ヒトデを作っていますね
前回 春原が 風子の存在に疑問を持ち始めている事を知った 朋也ですが
おそらく その事が 春原に どんな影響を与えるのかを心配しているんでしょうね
まぁ そうやって考え込んでいる 朋也に 変な人に戻ったと 言う 風子、 それで 一気に 空気が和みましたね
空気を和ませる ムードメーカーとしては CLANNADでは 風子が やっぱ 最強ですね 笑)
そして 公子の式日も 決定したようです、 前回 相談に行った 幸村が 許可を取ったんですね、 やるじゃん! 笑)
とはいえ 本当の風子の容態は 悪くなっているはずなのに 何故 公子は それでも 挙式を上げようと思ったのかは
朋也たちの言葉が 風子の気持ちをちゃんと代弁している っていうことが 分かったからなんでしょうね

 前回 春原が 体験した不思議な出来事、 「風子の事が見えていない人が居る」その状況は さらに 悪化しているようです
そこに 智代が通りかかります、 「今日は春原と一緒じゃないんだな」と話しかけてきます ちゃんと名前は覚えているあたりが 智代らしいところ? 笑)
朋也 は 無断欠席だ と 言います、 この日は 春原は 学校を休んでいるんですね
渚も 挨拶をします、 てか 渚の方が敬語で 智代がタメ口というのもなぁ 笑)
しかし 前回 春原が言った「ヒトデを貰った記憶が欠落している人が居る」の通り 智代も ヒトデの彫刻の事を忘れているようです
そして 風子の事 自体も、 智代には まだ 風子の事は見えていますが 記憶が 飛んでいたって事になりますね
必死に 説明する 智代 と 渚 によって ヒトデを貰った事を 何とか 思い出した 智代です
そうですよね 普通 ヒトデのプレゼントなんかを いきなり貰ったんなら そんなもの 数日で 忘れるわけがありません

 「みんなから 忘れ去られ始めている」 とか 「みんなから 見えなくなっている」 影響で ヒトデのプレゼント配りは 全く芳しくありません
朋也 と 渚 は 風子を 励ましますが、 渚が 抱くと また 風子が イッちゃいます、 これまでなら そう簡単には 戻ってこないはずなんですが
ちょっと 立ち上がっただけで 風子は 戻ってきます、 コントチックになってはいますが これは 本当の風子の体力とかも関係してるんじゃないんですかね?
まぁ 風子がイッてしまっている時は 朋也は ことごとく いたずらを していたらしく それが原因で 反応が早くなったようではあります
「最悪」と言ったら 朋也が 傷つくから 頭に「プチ」をつけるという 風子、 本質的には 「最悪」の方を変えないと意味が無いのは明白ですけどね 笑)
ここで 朋也が奇襲をかけ 「なら 『プチ』 を 『己が』 にしてくれ!」と 言うと、 風子も 素直に 言うもんだから 「最悪」 という言葉が 自分に 降りかかります 笑)
風子って 脊髄反射だけで 生きてないか? 笑)

 そうやっていると 三井が 通りかかります、 朋也 は 三井に 話しかけますが、 創立者祭で あれだけ 風子の事を思うようになっていたのに
その 三井 さえも 完全に 風子の記憶が 飛んでしまっています、 思い出させようと 必死に なる 朋也 と 渚ですが
記憶が無くなっているのだから 意地悪をされていると 思い始めて 不愉快な顔をして 去っていきます
まあ これに 三井には 非はありませんね しょうがない事です、 でも こんな風に 終わってしまうのは やっぱり寂しいですよね
朋也 も 渚 も 気付いてはいるはずなんですが それを受け入れたくないから あえて普通に やっているんでしょう
でも もう 本当に その 事実を 本当に 受け入れなくてはならない 時期に来たようですね
帰り道 朋也 も 渚 も 励まそうとしますが やっぱり 詭弁しか言えませんよね
そうやって うまくフォローも出来なくなって 苦しんでいる 二人の気持ちを察し 「頑張ります」と答える 風子
風子 自身も そろそろ 限界が来ていることは 察していますよね
だからこそ たとえ 詭弁しか言えなくても 必死になって 頑張ってくれている二人が居るって事は 嬉しい事でしょう

 古河家では まだ これまでと同じように 風子は見えているようです、 これまでどおり ヒトデを作っています
学校と 古河家での ギャップに 渚は 耐え切れなくなって 否が応でも 涙が出てきてしまいます、 今の情景が 楽しいからこそ
涙を 誤魔化そうと 「ヒトデ作りに 没頭してしまってと」言うので精一杯です

 お店に お客さんが来ますが 店番のはずの 秋生は 出て行こうとしません、 朋也が心配しますが 「居留守だ 居留守!」と拒否、 おぃおぃ 笑)
見かねた 早苗も 「これだけ 騒がしかったら 居留守は通用しませんよ!」と ツッコミを入れます、 うんうん・・・・ って おぃ〜! 笑)
店が開いてたり 電気が点いている時点で もうだめだろ 笑)、 ツッコミどころを 根本的に 間違っている 笑)
しかも 早苗のツッコミに 「しまったぁぁぁぁぁ!」と 悔やむ 秋生、 ははーん 貴方 アホですね? 笑)
秋生は さらに朋也に逆ギレして 机の上に足を バンッ って 置くと 小刀を踏んづけてしまい 足に 刺さってしまいます
はいはい すんごい痛いのは分かるけど そうそう 死ぬもんじゃないですから とっとと 応急処置を受けなさいと 笑)
早苗に ガンガン 頭をゆすられている方が 心配なんですけど 笑)
なんか 早苗の頭の上が 一瞬 キラキラし始めているのが いまいちよくわからなかったんですが これは 原作を知ってたら 分かる事ですかね?

 この騒動を見かねて 渚が 店に出て行きます
お客さんが帰った後に 渚に 「お前の 家族が いつも通りで ホッとしたよ」と 朋也も フォローをしたつもりだとは思いますが
渚にとっては 風子の事を思うと 学校 と 古河家 での 温度差が やっぱり 耐えられないんでしょうね、 涙を必死にこらえています
現実を受け入れながらも 結婚式までは 絶対に 風子を支えなければと そう 決心した 二人でしょう

 朋也が 寮に帰ってくると ラグビー部員が 飛び出してきて 美佐枝が それを追って 飛び出してくるという これまでも よくあったパターンですね
ただ 違うのは ここで いつもなら 春原が 痛い目にあうわけですが今回は ちょっと 違いますね
美佐枝 に 公子の 結婚式の 招待状だと ヒトデを渡します、 春原 も ここで 痛い目は みません

 部屋で 春原に 何故 学校を休んだのかと 問い詰める 朋也です
それまでだと 単なるサボり だったと思うんですが 今回は ちょっと様子が違います
前回 風子の存在に 疑問に思った 春原は 「磯貝風子」ではなくて「伊吹風子」について調べていたようです
どれだけ 磯貝 と 誤魔化していても、 伊吹公子が 結婚して その 妹が 風子ならば やはり 風子は 伊吹風子である そう 結論付けをしたわけですね
そして 本当の 伊吹風子は 入院中であることも突き止めています、 よって 春原にとっては 今の風子は 明らかに 疑わしい存在なワケです
しかし 「偽者だったらそれでいいんだよ でも 違うだろ?」 という言葉から、 今の 風子が どれだけ疑わしくても
日ごろの 風子の努力を 見ていれば やっぱり この風子も 公子の妹 と 思わざるを得ないという
矛盾に 悩まされているわけですね、 そして 一つの決心をしています、 それは 『本当の風子の顔を見てくる』ということ
朋也は それを 春原に 薦めることは 当然出来ません、 だからといって 現状では 反対する理由が 全く無いわけですね
ここで 朋也が 一番恐れている事は、 本当の風子を常に見ている 公子 には 学校にいるという風子の存在 は ありえないわけですね
だからこそ 見えない、 春原が もし 本当の風子を見て 春原中での 本当の風子の存在が 本当の風子の方の比率が高くなったら
春原も 公子と同じく 風子の記憶が無くなり 見えなくなるのではないかと 恐れているんですね

 翌日 親衛隊ですら 風子が見えなくなっています、 そこに 昼過ぎに 社長出勤してきた 春原が登校してきます
いつもなら またサボりやがって って事になるわけですけど、でも 今回は それは 病院に行ってきたってことですよね
そして その日の記憶は 「隣町の病院から出てくる所」から、 つまり 風子の顔を見て 本当の風子を受け入れたから やっぱり 記憶が無くなってしまった訳ですね
地獄耳で 春原の声を聞きつけて 走ってきた 杏が 椋も連体責任で 注意されると クレームを付けに来ます
いつもの調子で 喋っている 杏ですが 風子が持っている ヒトデを見て 何かを 思い出しそうになります
智代と 同じように 姿は まだ見えているんですが やっぱり 風子の事については 杏も 椋も 記憶から 飛んでいます
ただ 今回は 智代と違い、 悩みますが 記憶がもどることはありませんでした
これは 一緒に 早苗の授業を受けたという 思い出のある二人 よりも 智代の方がたった一度会って ヒトデを貰っただけなのに 覚えていたって事になりますよね
まぁ でも これは 経過した 日にちの関係もあるから 一概には 言い切れませんけどね
 その後も ヒトデを渡そうと 頑張る風子ですが もう ほとんどの 生徒に見えなくなっているようですね
目に見えて 状況が悪くなってきているのを実感する 朋也 渚 風子 の所に
「よっ お二人さん」と 風子の事は もう 忘れてしまったかのように 軽いノリで 昼飯を誘いに来る 春原に 苛立ちを 隠せない 朋也
もちろん だからといって 春原を攻める事は出来ませんよね
ただ そこで つれない 朋也に対して 何か言ってくれと さらっ と 風子の名前を出す 春原
これは 記憶が無くなっているにもかかわらず 体が覚えている ってだけで 発した言葉ですよね
その事を受け 風子は 春原に ヒトデを渡そうとします
多分 春原は 風子の事は 見えて無いようなんですが ヒトデには 気付いて 受け取ります、 本当に 忘れた と 覚えているの 境目にいるんでしょうね
本当に 感覚でしか残っていないんでしょうけど 風子 から いろいろと ののしられたりしてたわけなんですが それでも 嫌いではなかった と
本人が目の前にいたら 言えない言葉なんですが 記憶の小さな欠片 と 戦っている 春原を見ていると やっぱり 涙がぁぁぁ!止まらん! 笑)
春原なら きっと結婚式に来てくれると そう実感した 渚 と 風子でした、 描かれてませんけど 朋也もそう思ったでしょうね

 風子が アクセサリー や お誕生会セットを買ってもらっているシーンでは なんとなく Kanon の 真琴を思い出してしまいました
そうやっているうちに 朋也は悪い人じゃないと思えてきたと 語る風子です 笑)
ただ 風子 ランキング的には ウミウシ<朋也<ヒトデ のようです、 確かに どういうレベルかが全く分からない 笑)

 家に帰ってきますが ここで 衝撃的な事が起こります
ついに 秋生の記憶からも 風子が無くなってしまってます、 もちろん さらっと忘れたわけではなくて 朝から 記憶と戦っているようです
いつものように 振舞ってはいますけど やっぱり 苦しんでいるようですね
比較的 近くにいた人たちは まだ 風子の事を 感覚的に覚えている その事実は 確かな事のようです
そういう 記憶 だけじゃない部分で 皆が 覚えていてくれるのならば 嬉しい と 風子と 話している所を 早苗は 目撃していました
笑顔で おかえりなさい と 三人の名前を呼びますけど、 風子が居ないほうに向かって 風子に話しかけています
つまり 早苗にも 風子は 見えていないわけですね、 渚の反応を見て 風子が見えていない事を 泣きながら語る 早苗
春原 と 同じく 早苗も 風子の事を 病院まで 確かめに行っていたんですね
それで 本当の風子を 見てしまったことによって 早苗も 風子の記憶が無くなってきているわけですね
春原との違いは より 風子と近くにいたという事、それが 直接見ても まだ 記憶が 何とか残っているという状況なんですね
普段は あっけらかんとしている 早苗の こんな様子を見ると もう 泣かずにはいられないです