(TVA)(おおきく振りかぶって) 第24話 『決着』

 最後の大ピンチの時に 廉に対してみんながかけた言葉
まさかの 敗北をきっした 桐青の 選手や 応援団たち
どちらも 見ていると 目頭が熱くなりましたね
勝っても 負けても 全力でやっていれば 最後には素直に 感動できるんでしょう


 このまま 抑えられれば 甲子園出場候補の 桐青が 終わってしまうという状態
河合が 選手たちを呼び このようになると予想してたやつは居ないだろうと話しています
さらに 終始 情報を集めていた 河合ですが それでも 「正直 俺も舐めてた」と 言っています
まぁいずれ 廉を軽く捕らえるだろうと 軽く見ていた部分があったんでしょうね もっと早く 相手チームの実力に気づいて もっと必死になって 情報収集するべきだったと 反省しているようです
もちろん 悔やんでもしょうがないので これが夏の大会の恐ろしさだと 現実を受け入れ
9回裏に最低一点、 さらに勝つための あと一点 を 甲子園出場候補としては 「当たり前」に もぎ取るしかありません
9裏 西浦5−4桐青 0 0 0 ランナーなし

 一方 廉は、 ちゃんとしたエースとしての 初勝利が掛かっているわけです もちろん 桐青相手に 大金星を上げた投手になれるわけです
プレッシャーによる力みは 廉の場合無いかもしれませんが これまで飛ばしまくっただけに スタミナの方が やはり心配ですね
桐青のバッターは 真柴です、 球を見るために 最初はバントの構えです、 阿部は 足にかけるのか 球を見るためか いずれにしても ストレートを要求
初球は 見逃し、 これで球を見るためだったと確定です 二球目も 強気のリードで ストレート またもや バットを引いて 球を見ています
もちろん この二球で ツーストライクです、 ここに来て ビビリはじめているのは なんと 廉の方です
ここまで ストレートを意識されていると やはり いくらなんでも そろそろ打たれてしまうんじゃないかと おびえ始めてしまったんですね
阿部を信じられなくなっているのか いや 自分の球が信じられなくなっているのかもしれませんね
廉が 気負っているのは 阿部には すでに伝わっていますね、 いや だから そんなに不機嫌になると 廉は さらに 震え上がるってば! 笑)
どうしても 廉が 変化球を投げたがっているので ここは わざと 変化球を投げさせますが それが 変化が中途半端になってしまい 真柴は 楽に バント
廉が 取れれば アウトに出来る可能性が高かったのですが 足が滑って転んでしまいます、 結局 きわどいタイミングですが セーフ
9裏 西浦5−4桐青 0 0 0 一塁

 バッテリーとしては ファールになるはずの 変化球だったのですが 回転が 甘くなってしまってるんですね
まりあ も 気づいてますが、 あと アウト3つ残して 廉の 限界が来てしまった?
阿部 は 「投げられないのならば 沖 と 変わってくれ」と 強い口調で 言い始めます
もちろん 廉が ここで諦めるのならば 非情ですが 沖や 花井と変わった方が まだ 抑えられる可能性はあります
中途半端な気持ちで 廉が残れば 当然 三星時代の様に バッティングマシーン状態に なってしまいます
突然 そういうことを言われ始めて キョドっている まりあ ですが、 当然 阿部は 変えてもらいたいから言っているわけじゃないというのは理解してますね
三星時代 撃たれ続けていたのに 自分から マウンドから降りなかったのは 「投げたいという気持ちが強かったから」その気持ちが 勝って欲しいから言ったわけです
それでも まだまだ 廉の中では 投げたい と 怖い という気持ちが 50% 50% で うごめいているようです
まぁ 沖 だって 今から そんな空間に上がりたくないですよね 笑)
じゃあ やっぱり 今投げられるのは 廉しか居ないわけです、 それは チームメイト全員が 理解しているはずです

 廉は続投、 初球ストレートでストライクが入りますが 盗塁を決められて ランナー二塁、 スコアリングポジションです
もう ストレートで 押すしかないと 腹をくくった バッテリー 二球目もストレートで ツーストライク
三球目ももちろん ストレート、 もう 開き直っている分 若干 廉の持ち味が 回復しているんでしょうね 空振りの三振 でワンナウト
もちろん まだまだ 長打で同点のピンチは続きますです
9裏 西浦5−4桐青 0 0 1 二塁

 桐青のバッターは 島崎、 球をよく見ている感じで バントをしてますが 速い方のストレートを 織り交ぜたりする事で ツーストライク
ですが 流石は いやらしいバッティングをするだけあって 廉のストレートを はじき返します
バント警戒で 田島が 飛び出した分 戻りきれずに 補給できず、 二塁に それたボールを守備をあわてたのか ちゃんと握れずに送球してしまい 悪送球
二塁ランナーは サードまで進んでしまいます
9裏 西浦5−4桐青 0 0 1 一塁 三塁

 そして 次のバッターは 4番 青木、 さあ もう本当に 大変な状態になってしまいましたね、 廉のストレートも もう 通用しない可能性の方が 高いですし
桐青としては とりあえずは ヒットでも 犠牲フライでも いいわけです、 うまくいけば 河合が サヨナラ を 決めてくれる可能性も高いわけです
じゃあ 廉は 何を投げるのか、 もう 安心して 投げることの出来る球は 無い わけです、 それでも 廉は やっぱり マウンドは降りたくない でも 投げる球が無い
そう思っている時に チームメイトから 「後ろは任せろ」と「お前の一番いい球を投げろ」という声をかけられます
廉は 「今の自分の状況 に対して チームメイトは怒っている」 と 思っていたようですが そうではないという事に 気づいてます、 この言葉に ビックリしていますね
つまり 自分の 守備範囲にくれば 絶対に 得点を阻止するし たとえ 打ち返されて 負けたとしても 誰も怒らない それこそが チームメイトだという事を 初めて実感したわけです
もちろん 残りの力を振り絞っての ストレートです

 青木は 桐青の4番です 当然 もう 撃ちかえすことは 難しい事じゃありません、 センターに打ち返します 抜ければタイムリー 取られて 犠牲フライが狙える球です
泉は ダイビングキャッチで まず センターフライ、 桐青はもちろん タッチアップ、泉から 花井にパスして バックホーム、 ホームは 阿部とランナーがクロスプレイ
判定は、 アウト
ゲッツーで試合終了です
試合終了 西浦5−4桐青 - - -  - 

 桐青の 三年の 夏はこれで終わりという事ですね、 河合 は 黙って お守りを見つめていますが 次のチームにベンチを明け渡すぞと 指示
ベンチを後にしていると 高瀬が 河合に 泣きながら 「すみませんでした」と謝ります
もちろん 河合も チームメイトも 高瀬の失点を怒っている人は居ないのは 西浦ナイン と 同じです
すみません というのは 河合の 夏が終わるのが あまりにも早すぎたという ショックの気持ちも 一緒になっているんでしょうね

 まりあ は 帰ったら 反省会をやると もう次のことを考えている感じですね
保護者はちょっと ビックリしているようですが 笑)、 保護者たちで 学校まで 送りますという話をしていると
桐青の選手たちが 千羽鶴を持って 西浦のチームの所にやってきます、 そして 河合が 花井に バックホームが すばらしかったと 褒め称え
一年生だけなのに この強さならば 本気で (甲子園出場を)狙っていったほうがいいと 伝えてます、 もちろん これは 自分を破ったチームが負けては駄目という事ですね
そして 桐青の応援団が作った 千羽鶴を 西浦に渡して 去っていきます

 廉は もう すべての力を使い果たして ベンチで 爆睡中です 笑)、 田島と 阿部が 付き添っていますね
でも 今回の 廉のハイテンションがあったからこそ 桐青に勝てたのかもしれないと 振り返る阿部です
そこに 桐青の選手が (廉が)どうかしたんですか? と声をかけてきてますが、 たしか キャッチャーのプロテクターをしていた 選手ですよね
まぁ 廉は 大丈夫みたいと 思ったら 今度は 田島に興味を持っています そして いろんな事を聞こうとしますが うまく頭でまとめられず
ひとつも 質問をする事が出来ずに おろおろした結果 メアドを交換してくれ と 田島に言います、 田島も すぐに OKしてますね

 まぁ ダウンしている 廉だけは 家に 帰ることに
お母さんも嬉しそうですが、 瑠里 も かなり嬉しそうにしてますね