(TVA)(おおきく振りかぶって) 第21話 『もう一点』

8表 西浦2−3桐青 0 0 0 ランナーなし
 試合も再開することになって 選手たちが準備を始めているわけですが
いろんな選手の意見を聞いて 流石に 河合も ストレートの方が 廉の本当の決め球だって事を 結論付けてます
あわせて 阿部のことも考えているって事は 同じキャッチャーとして ここまで してやられたって思ってるんでしょうね

 打順は 3番巣山、 回数的には クリーンナップに回ってくるのは 場合によれば これで最後という場面、 もちろん 自覚してます
初球は バッテリーは わざと暴投のような球を投げてたんですね 指が滑ったとかじゃないようです
河合としては 廉のワイルドピッチのイメージを植えつけるためみたいですね
つまり 廉の時みたいに マウンドが崩れたりすれば死球が来る可能性もあるってことを考えさせるためです
しかし 巣山も 開き直ったか あくまで 「ストレートを狙って 打ち返すのみ」という 意志を貫きます
当たりは悪かったけど お見合い状態で ポテンヒット出塁、 ラッキーちゃラッキーですが 「打つ」という気持ちが無ければ出なかったヒットです
8表 西浦2−3桐青 0 0 0 一塁

 さてここが とりあえず ターニングポイントになるでしょう
これまでの展開なら 田島の合図によって すかさず 二盗するはずなんですが、 今回は 田島の打順なんですよね
でも 相手バッテリーは ノーアウト二塁の状態までは 確実に持っていくという風に 考えています
田島以外が 高瀬のモーションを 盗んでいる事はまずありえないでしょうし、 ここは いきなり 田島で勝負と来る所でしょうか?

 バッテリーは まず 二盗してくると 思っているので とりあえずは そこに付け込んで 初球から ヒッティング
レフト線方向に飛んでいって 惜しくもファール、 もし 入っていたら 長打コースでした
ストレートなら確実に長打だったと河合、 それも 高瀬のカーブは ほとんど変化しないから それが 微妙に芯をずらす事になっているわけですね
というか 田島は 変化してた事に気づいてる 笑)、 ビデオでは 分かりづらかった事だからと もう割り切ってます カッコエエ!! 笑)

 河合が 巣山の時と同じようなボールを要求してますが これは 田島には 効果無しでしょうね
そして 田島は 何かゾーンに入ったようで まりあ の サインは 完全無視状態になってます 笑)
まぁ まりあ も 今回の打席は これまでり定石では 計り知れない事になっていると認め 悔しいけど 田島に任せることにしてます
これが 桐青の監督なら ベンチに帰ってきた時に怒鳴り散らすと思うんですけどね 笑)
田島は 完璧に捉えきれてませんが それでも 異常に粘っています
カットをしているわけではなく 打ちに行っていてここまで粘っているのは なかなか 燃える展開じゃないですか!

 投球数が増えているので 流石に バッテリーにとっては いやな感じになってくる所
ボールになる シンカーを投げて 三振を狙ってきますが 田島は 動かず ボール
見送ったとはいえ 田島でも まだ シンカーには自信が無い様子です
そして最後の球は シンカーを真ん中に、 田島は チップするものの 河合はキャッチ、 無常にも 三振です
流石の 田島も 沈んでますが それをみんなには 悟られないように 一塁コーチスボックス に向かいます
まりあ も もちろん 怒る事はありません
8表 西浦2−3桐青 0 0 1 一塁

 次は 花井の打順です、 田島との勝負での疲れか 気の緩みか ボールが 先行をしてしまっている 高瀬
河合は ゲッツー狙いのリード、 ですが 田島が 一塁コーチになった事で 当然 二盗が可能になります
ゲッツーは これで 難しくなりました、 ランナー二塁です
これまでは やりませんでしたが 今回は なんと 三盗まで 田島の掛け声でやってのけます、 これは 大きい!
桐青の監督は やっと 田島が 指示していた事に気づきますが、 でも 気づかれた所で 何か対策をしようというのは難しそうですけどね
8表 西浦2−3桐青 0 0 1 一塁 三塁

 続いてバッターは沖、 ゲッツーの危険性も高いですが シングルヒットでも 同点に出来るという チャンス状態です
フォースプレイを避けるためにも 二盗は当然狙ってきます もちろん成功で 二塁 三塁、 ゲッツーの危険性はかなり減りました
桐青にとっては かなり嫌なシーンになりましたねぇ
もうここは 背水の陣でしょう 桐青 は 満塁策です、 これで またもや ゲッツーの危険性が増す事になります
でも ヒットを打てれば 一点、二点を奪える チャンス状態でもあります、 さぁ 下位で ランナー三塁を ここで生かすことが出来るのか!
8表 西浦2−3桐青 0 0 1 満塁

 ちょっと!! 水谷!! 笑)、 ワンナウト満塁で回ってきたからって テンパり過ぎだろ! 笑)
サードランナーと リラックスの関連付けをしろってば! 笑)
また廉も 雨が降っているのに 出て行って 「頑張って」と言いに行ってるし もちろん 「がっ がっ がっ」としか言ってません
そういう 廉を見ながら さらに 瑠里の呼んでいた レンレン を思い出して 笑い出してしまいます 笑)
まぁ サードランナーによるリラックスじゃないけど なんとか リラックスできたんじゃないのか・・・な?・・・・ 笑)
ランナーの様子を見るために 外した球を 豪快にスイング ん〜 どんなんだろこれ 笑)、 まぁ とりあえず 頑張れ クソレフト!! 笑)

 バッテリーは ゲッツー狙い、そして 狙い通りに 打ち取ったかに見えましたが 足をとられてしまい 球は無常にも 抜けていきました
まずは 一点で同点、 花井も 帰ってきますが 残念ながら アウト でツーアウト
廉も ヒットを狙っていたようですが 三振です 笑)
8裏 西浦3−3桐青 0 0 0 ランナーなし

 さぁ ここで気を抜かずに 裏をまずは押さえないと意味がありません、 そして 9回以降に 田島がもう一度 打席に立つ事は出来るでしょうか