(TVA)(おおきく振りかぶって) 第20話 『逆転』

 以前 次回予告で 千代がネタバレをしまくっていた事がありましたが
実際それは サブタイトルでも十分ネタバレになっていることが多いんですよね
つまり「逆転」なんだから 桐青が逆転する事は すでに分かっているわけです
よって 本作は その逆転劇 を どう描くのか というのに 趣を置かれた作品なわけなんですよね
難解になりすぎるわけでもなく ただギャグだけでもない それでも シリアスに事が進んでいくのが面白いですよね


6裏 西浦2−2桐青 0 0 2 三塁
 前回 ついに 同点を許してしまった 西浦です、勝つためには最低でも 一点が必要ですね
廉のファイトは 感じられますが さらに スタミナを消費してしまわないのかが 心配ですね
とはいえ この後も 抑えない事には 勝ちは無いわけですので 限界まで がんばる必要がありますね

 もう 容易に カーブを投げる事は無くなったバッテリーです、 シュート や ストレートで カウントを稼いで行きます
河合は 廉のストレートを見ながら 何故打てないのかを真剣に考えています、ただ単に 遅いだけの球じゃないと気づき始めてるのでしょうか
本山 は カーブを待っていたようでしたが 最後も スライダーという配球で 見逃しの三球三振
とりあえず この回は 追加点は許さずです
7表 西浦2−2桐青 0 0 0 ランナーなし

 瑠里は 廉は 打たれていると思ってたんでしょうが それでも 「K」の旗を作ってきてたんですね
三振を奪ってほしい投手になってほしいと 密かには 願っていたわけですね
我慢できなくなって 「K」の旗を取り出してます、 何本かあるようなので 廉のお母さんたちにも 配っています

 西浦の打順は 廉の番です、 まぁ もう 打者としては あまり無茶はしないほうが良さそうですけど
と そこに 瑠里の携帯に着信してます、 琉という 瑠里の弟らしいです、 琉 は 三星の応援に行っているようです
三星とは 廉の古巣ですね そして 叶がいる所です、 そして 途中からでしょうけど 叶も投げてるらしいです
そういう会話をやっている間に 廉は 三振です、 まぁ もう 無理はしないほうがいいです
7表 西浦2−2桐青 0 0 1 ランナーなし

 阿部はヒットで 出塁、 すかさず 盗んで 二塁まで行ってます、 ここまでの流れは 本当に 完璧です
しかし 続くバッターは 内野ゴロで アウト、 ツーアウト 三塁の状態、 さらに 三振で あっけなくチェンジ
西浦は スコアリングポジションに行ってから やきもきするパターンが 異常に多くなってますね、 ここは 改善の余地がありそうです
7裏 西浦2−2桐青 0 0 0 ランナーなし

 阿部が準備できてから マウンドに向かおうと考えている廉です、 しかし 息が 荒くなって来てますね
打席に入っていたので それだけでも 休む時間が短くなりますし その後の攻撃も 簡単に終わってしまったわけで
全く休めた感じではないでしょう、 スタミナ的に きつくなってくる所ですね

 桐青のバッターは 高瀬です、ストレートが続いているので 打ちに行ってみてます が やはり当たりません ツーストライク
早く打ち取ろうとしているから カーブ以外なら カットしようと考えてますが 三球目もストレートで来ます
高瀬は カットするつもりですが 当てる事ができずに 空振り三振
ネクストバッターの 山ノ井が腰が泳いでいたと 高瀬に告げて 打席に向かっていきます

 まだカーブを狙っているのか 試すために 阿部は 初球からカーブを要求、 山ノ井 は 手を出してしまったような感じで ライト方向へ小フライ
これが ライト線に落ちてラッキーなヒット、 いやな感じで 出塁してしまいました
つづいて 前川は 送りバントの構え、 そのまま 送りバントを成功させて ツーアウト 二塁です
7裏 西浦2−2桐青 0 0 2 二塁

 肩で息をするようになった廉、 これまでのピッチングよりも 球数は少ないんですが やはり スタミナの消耗が激しいですね
続いての 真柴ですが ファールの打球でしたが 湿ったりしている関係で ファールにならず またもやラッキーなヒット
7裏 西浦2−2桐青 0 0 2 一塁 三塁

 ピンチな状態なんですが 相変わらず チョコボ化した廉の動きが 試合を見に来ている女の子たちの気を引いているようです
てか 廉の事話してる女の子たちも めっちゃ可愛いな 笑)
とか思ってたら 雨足が強くなって来てますね しかも 7回、 つまり 点差がついていれば 即コールドってコトもある訳です
バッターは松永、 ネクストは島崎です、 ここで 河合が 島崎に対して 廉のストレートが 浮いているのではないかと言い始めています
よって 島崎は 次は 見ることにします
現在の バッターは 松永ですが ちょっと雨を気にしてますね、 廉は大丈夫そうなんですが ここで トラブルです
雨が降ったため マウンドが崩れたんですね コケたような状態の投球になってしまい
痛恨の ワイルドピッチ、 サードランナーが帰ってきて 逆転です
7裏 西浦2−3桐青 0 0 2 二塁

 内心相当ショックなんでしょうね、 「自分のせいで」とも思ってるでしょう 証拠に 他の選手たちの目を見れなくなってます
ここに来て 廉が 崩れてしまいそうになってますね、 足場を固めろと言われても またもやチョコボみたいな動きをする廉
次の打者は 敬遠すると言われて 半泣きになる廉 笑)、 でも 「お前しかいない」と言われてまた急に元気になってます 笑)
ああっそうだった 廉って 案外 単純だったんですよね 笑)
7裏 西浦2−3桐青 0 0 2 一塁 二塁
このまま 負けてほしくないと願っている 瑠里にまた着信があります

 敬遠と言っても ボールをあさっての方に投げるのではなくて わざと ボールになるボールを投げて 投球練習をする感じにしてます
そのため 次のバッターの 島崎までには 手の温度の回復と 足場の確認も できたようです
島崎 は さっき 河合と話したとおり 完全に 「ストレートを見る」作戦に来てます
カーブはもう運べるでしょうし 他の球種は カットで粘れる、 でも 廉の「遅いストレート」だけには翻弄されて 空振りの三振
そのまま バットがすっぽ抜けて飛んでいってます

 田島が 廉に話しかけてますが ワイルドピッチの事をまだちょっと気にしてるようにしてます
でも また逆転すると 田島が廉に言ってます、 それで にっこりとする二人 やっぱ仲がいいなぁ 笑)
田島も なんか 策を思いついたような感じなんですけど どうなるんでしょうか
しかし 一時中断して 審判が集まって コールドにするかの話し合いをやってますね
このまま 強くなる事があるのなら 間違いなく コールドでしょう
でも 再開するのなら この間は 貴重な休憩時間になります
一時中断 西浦2−3桐青 - - - -

 その時 小便に行くと ベンチを出て行った廉ですが シャワーを頭から浴びているという ちょっと痛々しい姿になってます
阿部に 手を握ってみろと言われて 握る廉ですが 握力が無くなってますね、 これまでの疲労とか 水を頭から浴びてしまったりしたからでしょうか
万事休すか と言う感じになった所へ、 え!? 瑠里が シャワールームまで入ってきている! 笑)
そして 廉に伝えた言葉は 「叶が抑えて 三星が勝った」と
たったそれだけなんですが これは 廉にとっては 下手に褒めたり 励ましたりするよりも うれしいし 力になる言葉でしょう
瑠里に レンレンと呼ばれていた事とかがばれてしまい チームメイトに笑われたりと それも また 無駄な緊張をほぐす材料になってますね
本来なら チーム以外は入ってはいけないんですけどね これは 瑠里 グッジョブでしょ
握力も復活したようです
雨も降り続いてますが 少し収まったようで試合再開です、もう後が無いし まずは 同点 そして あと一点をもき取るしか勝つ道は残ってません
8表 西浦2−3桐青 0 0 0 ランナーなし