(TVA)(おおきく振りかぶって) 第19話 『桐青の実力』

 前回は田島無しで 追加点を入れた 西浦です、 しかも ベースを踏んだのは 廉でした
5表 西浦2−0桐青 0 0 1 二塁

 ベンチに戻ってきた 廉ですが なんか 充実しているような表情ですね
何気ない行動なんですが よく気持ちが表されていますね
水を 一杯注いで一気に飲み 、もう一杯、 でも 二杯目は 残りが少なくなってて あまり量が無かったらしく コップをペロペロと舐めてます 笑)
千代も ちゃんと気づいて 新しい水を継ぎ足すと言ってます
アンダーを着替えるのとか どうでもよくなっている廉ですが、 中学時代までとは 違う この雰囲気に 浸っているんでしょうね
気持ちよく投げられる 今の状況が うれしいんでしょう
試合の方は 後続のバッターは討ち取られたようで 一点のみです
5裏 西浦2−0桐青 0 0 0 ランナー無し

 ハイテンションな状態が 続いている廉は 阿部が まだ 準備が出来ていないのに マウンドまで行ってます
マウンドに 行ってから 初めて 早すぎたって気づいてるくらいです、 ここは 田島が 声をかけて 田島と キャッチポールをやってます
そして 田島に 満面の笑みを浮かべる 廉、 若干 気持ち悪いですけど 笑)
廉の微笑みに ドキッとした 田島ですが、 なにか 悪い予感でもあるんでしょうか? じゃなければ 廉にときめいて ボーイズラブ ってやつですか? 笑)

 桐青の攻撃は 初球からでも 転がすヒッティングを続けています、簡単に出塁です
上級生 は カーブ なら なんとか 当てて転がすくらいには 順応してきたようですね
つまり 決め球が 投げれなくなりつつあるってコトですね
次のバッターは 高瀬なので 送りバント、 ここは 送るのが優先だし 阿部も 確実に ワンナウトを取りに行ってます
5裏 西浦2−0桐青 0 0 1 二塁

 阿部は 内野フライを期待して 打ち上げさせようとしてますが、 転がす野球 を心がけていて カーブを 待ってから打ち返してます
あっという間に
5裏 西浦2−0桐青 0 0 1 一塁 三塁
になってしまいました

 それでも 廉は 今も 三塁ランナーを見て リラックスをしてます
阿部は 変化球 ではなくて 廉のストレート を メインに使っていくことに切り替えたようです
カーブを待ってた バッターですが 廉のストレートが 簡単に 見えてしまい つい手を出してしまってます
打ち上げてしまってますが 外野まで飛んでいったので タッチアップが成立
結構簡単に 一点をとられてしまいましたね
5裏 西浦2−0桐青 0 0 2 二塁
次のバッターは セーフティを狙ってましたが ストレートに合わずで ピッチャーフライです
6表 西浦2−0桐青 0 0 0 ランナー無し

 のぼせている 廉は 鼻血が出てきてますね、ここは 花井がうまく 鼻血を隠して気付かれないようにしてます
鼻をふさいで 息が出来なくなっている廉と コントっぽくなってますが これは ナイス判断ですね
こうやって見れば キャプテンとしては 申し分の無い仕事をやってたんですね

 頭にアイシングをしている 廉を見て 青ざめる 阿部、 もう 可愛いなぁ! 笑)
まりあ は まだまだ 投げる事が出来ると 確信しているようですが、 これが いい方向なのか 悪い方向なのかは まだまだ分かりません
この回は 5回だったので グラウンド整備のため 時間が稼げます、とりあえず 鼻血を止める余裕は 十分にありそうです

 廉の看護で和んでいる間も 高瀬の投球練習の音を聞くと すぐに 研究を始めている 田島です
なるほど 普段から こういうところから気をつけて 努力しているんですね 普段はかっこいいけど こういう努力も 惜しまないわけですね

 田島は 今度こそ しぶとくヒットで出塁、 続けて 盗塁で スコアリングポジションまで 自分の力で持っていきます、 これは もう流石です
花井も 当たりは良かったけど ライナーで アウト、 田島は 飛び出す事も無く 帰塁してます
その後も続かず 残塁、 田島が出ても 返すのが難しい状態ですね、 つまり 「田島で 返す」がとりあえずの 必須条件になります
6裏 西浦2−0桐青 0 0 0 ランナー無し

 阿部のリードは 廉の ストレートを見せつつ カーブ以外で カウントを稼ぐ作戦です
カーブを 運ばれるようになってしまった 廉のことを考えれば 当然の 結果です
もちろん これだけ 明白に 割り切れるのは なかなか出来る事じゃありませんが
「カーブ狙い」を確認する意味で カーブで 難しい所に投げてますが それを強引に運ばれてます
ますます カーブが使えない状況になってますね
4番青木は最初から バントの構え、 阿部は 単純に 送りバントを想定してますが
なんと バスターでヒット、 二塁三塁のピンチです
阿部は せこいと言ってますが これは バスターも想定すべきでしょ? 堅実な野球をしてるのなら なおさら
これは ちょっとした リードミスですね

 阿部はタイムをかけてマウンドへ
まりあ の 判断は スクイズが来るって事です、 多分 その線が強いでしょう
解散するところで 廉が サードランナーのことを言います、 で 全員で サードランナーを凝視 笑)
これで 西浦ナインの緊張は ほぐれたでしょう、 全員から凝視された サードランナーは 逆に緊張したでしょうけどね
もちろん ここは スクイズ警戒です

 廉の投球で サードランナーはスタート、 初球スクイズです
警戒はしていたので 内野手は 駆け寄ってます
転がすつもりだったんでしょうが 廉のストレートによって 若干打ち上げてしまい 面白い 小フライに
田島が取って バックホームするものの セーフ、 阿部は ファーストに投げて アウトです
同点になって、 ワンナウト
6裏 西浦2−2桐青 0 0 2 三塁
いろいろ 苦労しても こういう 簡単な点数の入り方をする事って あるんですよね
まりあ は もちろん 怒るとかじゃなくて まぁしかるべき事はやったと 判断してます

 阿部は 若干 失念気味じゃあるんですが、 廉が 思いもしないような「バッター勝負!!」と声を張り上げてます
これには 阿部を含めてナインも我に帰る事が出来たでしょう

 もうこうなったら 両チームとも あと最低一点以上をもぎ取って 抑える という 執念でいくしかないでしょう
いい試合になってきましたよ!!