(TVA)(sola) 第11話 『ムソウレンガ』

 意外にも、 今回で 繭子 と 辻堂 や 真名 と こより が 部外者になってしまった感があるのですが
今後 は 依人 茉莉 蒼乃 だけで 物語を閉めてしまうのでしょうか?

 物語の結末も楽しみではあるんですが、真名 と こより に 残っている 「悲しみだけ」 が どう癒されるのかも 気になるところです
個人的には ここの処理の仕方で この作品が 成功するか失敗するかを 左右する部分だと思うんですよね


 依人が「蒼乃を元に戻そう」と言ってますが 「元」とは どういう意味なんでしょうか
翌日 蒼乃に 一緒に街を出ようと言ってるのを見れば 蒼乃と何処かでひっそりと暮らそうと思っているんでしょうか?
でも それなら 茉莉は もう関係無いわけだから 「蒼乃を元に戻『そう』」じゃ無くて「蒼乃を元に戻『す』」になるはずなんですよね
やはり 表向きには 蒼乃にはああ言っておきながら 茉莉 と 消えようと思っているんでしょうか?
蒼乃も 嬉しそうな顔はしましたが 何処と無く 疑心暗鬼な表情をしてましたよね

 真名は 依人の事が気になって、 本当の事を知りたいと思っていますよね
でも 依人は それでも 真実は言えないみたいです
たしかに 今の依人は 蒼乃によって作り出された存在だとは 言えないですよね
真名の気持ちを 蔑ろにするつもりは無いのかもしれませんが 依人の決心では 言えないという事でしょうね
いずれにしても 真名の前からは 消えてしまう事になりそうだからこそ 言うべきという考えもあるかもしれませんが
言ったとしても 辛い思いをするだけになってしまうでしょうし、 真名なら 「何とかして 別の方法を」とか言い出しそうですしね
あえて 冷たく接しているんでしょうね

 モヤモヤした気持ちの中 ファミレスで クラスメイトが 依人の事を 「誰?」という態度を見せたので、怒って店を飛び出した真名ですが
どうやら ふざけていたんじゃなくて 紗絵 も 塔子 も ちさと も「本当に依人の存在が」抜け落ちてしまっているみたいです
これは 依人の存在が薄れているって事なんでしょうか?、 それとも 人々にとっての存在が薄れるような術を使っているんでしょうか?
一応 依人は 転校してきた という事になっていて、 昔から そこに居たという様な 改変を行ったわけじゃないでしょうから
引越ししてきた時に 蒼乃が 人々の 記憶の改変をしたのが 切れたとかいうのでも無さそうですよね

 真名の 携帯に写っていた 依人 と 蒼乃 が 完全に 「消えている」という事は
「記憶から消えている」というよりも 「存在が消えている」というのが 正解のようですね

 昼間は 蒼乃に 帰りなさい とか 絶対にもう来ないで と 言われていたにも拘らず
蒼乃に逢いに来た こより は 折り紙を教えて欲しいと 頼み込みます
もちろん 折り方を習いたいというのもあるんでしょうが 「蒼乃と少しでも一緒に居れる理由が 折り紙だから」という
必死な想いが伝わってきますよね
流石に 蒼乃も 折れてしまいました

 夕日が綺麗なので 依人は まだ学校の屋上に居ると 真名は思い 走って屋上に向かいます
みんなにとっての存在が 消えてしまった依人が たとえ 隣に居ても 本当に 存在しているのかが 不安になっている 真名です
蒼乃が 「もう終わり」 と 切り出そうとしても 他にも教えて欲しい と 「良い子に は なれない」 こより
他の人から存在が消えてしまっても 自分だけは絶対に 忘れないと 依人に 訴える 真名
この姉妹は 本当にずっと 辛い思いばっかりして それでも けなげに 蒼乃 や 依人 の 事を想い続けているんですね

 それでも 無常にも
蒼乃 は こより の 前から消えるでしょうし(おらく こより に とっての 蒼乃の存在も無くなってるでしょう)
依人の存在も 絶対に忘れないと言っていた 真名 の 中から消えてしまったようです
悲しみだけが残ったまま

 そして 依人 と 茉莉 と 蒼乃 の 間で これから 何が始まるのでしょうか

 次回予告 面白すぎ 笑)