第09話 『子狐の子守唄 〜berreuse〜』

 次第に体力が衰えてきている真琴、当たり前のように 握った箸を落としてしまうようになっている
もう巻き込まないでくれ とは言われたものの やはり 頼るのは 美汐しか居ないので
美汐のクラスまで 出向く祐一だけど シカトされてしまう

 やり取り自体は これまでとほとんど違わないにもかかわらず やはり事実を知ってしまうと
全く これまでの空気とは違うものが流れ始めましたね
これまで普通にやっていたものが もう すぐ終わる とはっきり実感した時に流れる あの空気ですね

 祐一も 夜中に あてもなく 何かヒントが無いかと ものみの丘にやってくるものの
真琴も目を覚まして後をつけてきていた
まだ雪が残ってたりしていて 草もほとんど生えてないはずなのに
祐一が 寝ている真琴を連れ帰った時と同様に 草がたくさん生えていてる、多分 不思議な力の影響なんでしょうね
真琴は 人間として生きていれなくなって来ていて どうやら キツネの頃の 記憶がよみがえってきているようだ
明らかに昔の事を思い出しそうになっている 真琴に 大声で「想い出すな!」と叫んで 考えさせないようにしたシーンから
早くも ちょっと やばい感じになり始めました 笑)

 熱を出してからは本当に言葉もままならない状態になっている真琴、 祐一ももう あの時のキツネだと分かっているので
学校を休んでまでも真琴の相手をしていた
そうしてたら、 意外にも シカトを決め込んでいた 美汐の方から 連絡を取ってきた
美汐によれば、 本来は 熱を出した時点で 奇跡は終わってしまうんだけど あの時のキツネが 祐一を思う気持ちだけで
不完全ながら 真琴の姿を保っていたのだった

 ものみの丘には 妖狐がいるということで、 あの時のキツネもどうやら その一匹だったようです
美汐も 以前 祐一と 同じ経験をしたことがあったので 真琴の事を見ただけで 何か分かったんですね

 祐一も よく 名雪や 秋子さんに打ち明けたものですが、祐一の性格上 覚悟したからこそ 本当のことを言ったんでしょうね
秋子さんも キツネの事はちゃんと知っていたようで 理解をしめし、 二人の性格をちゃんと知っている名雪も 理解しました
祐一は しばらく 学校を休んで 真琴を看取る覚悟を決めたようです
ここから最後まではもう本当に ウルウルきまくりでした

 さて来週は遂に 山場を迎えるようです、心して見ましょう