TVA くじびきアンバランス 第02話 『やくそくをまもれないとだめだ。2点』

 今期では 放送開始前から 期待をしていて その期待通りの出来になっているのは
Kanon」、 「ネギま!?」、 そして 「くじびきアンバランス
まぁ 好きなスタッフなので 当然の結果と言うことですかね
それを追って 「RED GARDEN」< これは もっと 先まで見ないと 判断は出来ないと言うことで
前知識はゼロ、 ノーマークだったもので 結構 楽しんでいるのは
武装錬金」「パンプキン・シザーズ」「ヤマトナデシコ七変化
護くんに女神の祝福を!」「乙女はお姉さまに恋してる」「金色のコルダ
と、 今期も とりあえず オキニの作品が 選別出来てきた感じです
その中から 今回は くじアンのレビューです

 バス内での会話のシーンは 構図が すばらしいですね
麦男と千尋の会話を聞かせつつ 時乃の目線で バスの外の方へ あらかじめ注意を促しておいている
次の 忍の 一人箱乗り登場シーンへの振りになっていて 見ているほうも 「次 なんか来る」と
心の準備ができるわけですね、 対向車にぶつかりそうになっても 片輪走行でなんなく行ってしまう 忍に
そんなのを見せ付けられても 千尋も 時乃も 麦男も 全然 焦ってないのが 笑える

 生徒会室に呼び出される 時期候補たち、 しかし 現生徒会たちと 見比べると すんごい 頼りなさそうだ 笑)
そこでも 副会長の 如月香澄@ゆかな の 落ち着き払った態度が 律子より目を引いている
まぁ 現生徒会の連中は 理論派の 蓮子にとっては 一番面白くない団体だろうな 笑)
時乃が 「りっちゃん」と呼んでも 全くの反応を示さない律子が
今現在の 「律子 と 千尋・時乃」の 距離感を あらわしている

 とはいっても いきなり 鬱展開にはなるわけではなくて
購買の店番を任せられたり、 ねずみ退治を任させたりして ドタバタ展開になる
これも ただ ドタバタしているわけではなくて
「学校の規模をおさらい」
「次期生徒会の試練の始まり」
「次期生徒会の能力の紹介」
「現生徒会の能力の紹介」
「現生徒会と次期生徒会との距離」
「メンバーたちのそれぞれの立ち位置の関係」
等を 笑いをメインに 一気にまとめて 紹介しているわけですね

 ねずみ退治の時は 蓮子の キレ具合がなかなか はじけてるな 笑)
まぁ 「小型哺乳類、ちょこまかうごく、めいわく、ずる賢くずうずうしい」って時点で
その後の展開は読めたけどね 笑)、とりあえず 食堂を ボロボロにする訳だけど
気合入りまくってるな 笑)、 と言うよりも 他のメンバーが誰一人 焦ってないのってなんだよ 笑)
薫子と蓮子で勝手に 自滅を始めるわけですが、 バグっても さっき入力した攻撃対象だけは
ちゃんと 覚えていて というか それを 蓮子と認識して 攻撃を始める
というか もし 先に ねずみをやっつけたとしても、 続けて 蓮子が攻撃対象になってたよな 笑)
でも 副会長が 指一本でやっつけてしまう、 もう 何でもありかよ〜
ねずみ一匹の退治に 食堂を半壊させちゃったよ、やりすぎだって 笑)

 しかし小牧 老けてるな、 いや 老けてるような格好をしてるのかな
小雪の 「おにぃちゃん」はいいねぇ、最近 乱用されている 狙った「おにぃちゃん」じゃなくて
この 第01話〜第02話Aパート で得た 信頼から 自然に出てくる「おにぃちゃん」だから 価値がある

 ある程度 人間関係が 描けたから 試練も現実味のあるものが出され始める
「不正に部室を占拠している 部活を強制退去させる」というミッション
まずは 千尋が ドミノ部に盗聴器を仕掛ける、 それを 薫子が受信、ん?
第01話目でも気になったけど 薫子と機械は どうやらリンク出来るらしい 笑)

 盗聴を続ける 次期生徒会だが、 アホらしさの中に 超シリアスな展開がまっていた
なんと 律子暗殺計画、 え〜 またいきなり ディープな話題だな 笑)
残り約14分、 緊迫感と脱力感が同時に発生しているこの感覚は くじアンじゃなきゃ絶対に出せないな

 時乃が言っているんだから 絶対に爆発しないのは分かっているんだけど
それでも 爆弾の線を切る勇気って なかなか出ないよな 笑)
律子は 完全に 時乃&千尋の運を信頼してるんだろうな だから 予定の変更はしなかった
まぁ 切らなきゃ確実に爆発するんだし 切らないことには 停止は出来ないわけだけど
やっぱそれでも 自分が当事者なら 線を切れないよな 笑)
そんな時 ちゃんと上から 時乃が見ていて 声をかけてくれるから 千尋は切れたんですね

 律子が後から 電話で 千尋を信じたと言っているように、 時乃が千尋を信じたから千尋に任せた
千尋も時乃を信じたから線を切れたわけですね
蓮子も「千尋の運は信じてないけど会長候補の運は信じてもいい」と言っている通り
これは 「千尋と時乃をあわせた運は(時乃だけの運よりも)信じていい」という事でしょうね
この作品の キーワードはおそらく「信頼」ということになっていきそうですね
しかし これで 2話目なんですわ、 今後どんな展開がまってるんでしょうねぇ 楽しみです

 EDクレジットを見て つい「え〜 マジですかぁ〜?」と思ったことは
水島努」さんが監督で 「望月智充」さんがコンテ担当
脚本は 「浜崎達也(達弥)」さん、 演出は「根岸宏樹」さん って、 おぃおぃ 冷汗)
どんだけ贅沢な組み合わせなんだ〜、 これは マジですげぇ 笑)