ヤマトナデシコ七変化 第02話 『鉄のカーテンを攻略せよ!』

 まぁ ノリや キャラデザ、キャラ配置が ホスト部と なんとなく近いのでどうしても比べてしまうけど
作画レベル 演出レベル は ホスト部ほど 洗練されてはいないけど まぁ ボンズと比較するのは 酷な事か
もうちょっと 作画・演出 を頑張れば もっと 一般的な評価もグンと上がると思います
なにげに キョンも居るしね 笑)

 最近は 何処も 手抜きというだけではない デフォルメキャラ の使い方がうまくなりましたよね
おそらく本来は美人顔と思われる スナコ を どう 不細工のように見せるかというと
「リアルな貞子的描画」だけでなく 「デフォルメキャラで テレて じたばたさせる」というのも
「スナコは 真性のネクラじゃない」というのをうまく表現できていると思います

 でも 織田武長から 前髪を強引に上げされられようとして 血を吹きかけるシーンにしても
あの描画では 突然 血を吐いたように見える、なぜ 織田に 血をぶっ掛けているかが分かりにくい
これは 前髪をあげようと 顔を近づけた 織田の顔のアップに興奮して 「鼻血」を吹き出し
という 部分だと思うのですが もうちょっと カット割りとかを増やせば もっと分かりやすかったでしょうね
こういう部分が ホスト部と 比べると 洗練されていないという 印象です

 人体模型を 人質にするシーンは思わず笑ってしまったな 笑)
スナコが 過去のことを話し始める所もそうですが 声優さんたちは 頑張ってますね
高口幸子さん は完全にノーマークでしたが これは なかなかいい演技をする人ですね
デフォルメキャラで 後姿の スナコは 子供の頃の藤岡ハルヒを 髣髴させる位可愛いのに
カメラが 横より 前に回ると 貞子チックになってしまうのな 笑)

 風呂場ですっぱだか(お尻はタオルかかってるけど)で ヒヨコと鼻血ぶちまけて うつぶせに倒れている ヒロインなんて
これまでに 居ただろうか? 笑)、なかなか 要所要所は きっちりと 押さえている作者さんです 笑)

 ゴスロリシスターズ(マジキモイ 笑)と 背徳のガングロ軍団、 それぞれの 勢力がいまいちよく分からないけど
とりあえず キワモノ同士 分かるのか スナコの一言に 恐怖を覚える ゴスロリシスターズ、 やっぱ こいつら変だ 笑)
乃依は 意地悪キャラと思えば なかなか フェアな感じの 女の子だ、 しかも CVは 中原麻衣さん
てか スナコは 美女を見ても 鼻血吹くのか 笑)

 アニメ版 ときメモ みたいに 望んでも無いのに 生徒たちから追いかけられるヒロインだけど
理科室が自分の ホームのように くつろぐあたり ときメモより 断然 おもろいな
ゴスロリシスターズの変な動きに 頭が痛くなってると 今度は ガングロ軍団が、勢力的には ガングロ軍団の方が強いか
ん? どっかで聴いたことある声だと思ったら 皆川純子さんじゃねぇか〜

 追い詰められた スナコ、 高野恭平が入ってきて あわてたコギャルが 意図的ではないが 恭平の顔に傷をつけてしまう
スナコが 逆上して ガングロ軍団を ボコボコにする、怒ったままのスナコは自分で前髪をばっさりと切り落とす
この部分も スナコがどれに対してキレて どんな意思で前髪を切ったのかが 分かりづらい
別に ガングロを ボコボコにしているシーンは はしょってもいいけど 心理状況を もうちょっと 丁寧に描いてほしいですね

 恭平が スナコに いろいろと注文をつけるシーンも 「何故そんなことをさせているのか」
スナコも 何故もっと早く キレないのかなどを 分かりやすく 表現しきれていない
やはり こういう諸々の部分が 本作では 難点か

 スナコと乃依が 会話するシーンは テンポがよくて 面白かったし
乃依の急変の仕方とかは 中原麻衣さんいい感じに 演技してましたね

 なぜ 嘘の 乃依の昔の写真 を見せたのか?、人は あれだけ変われるって事を言いたいのだろうけど
だからって その嘘はいかんでしょ 笑)、 これは スナコと 乃依の友情に 亀裂が入る可能性が高いだろうしね
でも それを受けた上で 恭平の まぶしさに 混乱して 大鎌で 恭平を暗殺しようと考える スナコは
ぶっ 飛びすぎじゃ 笑)、高口幸子さんも 絶叫しすぎじゃぁ〜 笑)

 まぁ 不安点もいくつかありますが、 楽しめるとは思うので 継続ですね