(TVA)(CLANNAD 〜AFTER STORY〜) 第06話 『ずっとあなたのそばに』

脚本
志茂文彦
絵コンテ
演出
坂本一也
作画監督
髙橋真梨子



 いつものように 校門の所で 美佐枝を 待っている 志麻 ですが
ユキが言うには 美佐枝が サキに 今日は休むと 連絡を入れたようですね
前回の EDのテロップ で 気付いたんですが ユキのCV は 鹿野さんですね
声聴いただけじゃ 鹿野さんとは 分からんかった 笑)、 そりゃ ラジオの声とは全然違うからね 笑)
志麻のCVも 朴璐美 さんだったんですよね こっちも そうだったのかぁ! って 前回驚いた 笑)

 ユキ サキ は 美佐枝が 五十嵐に フラれたのではないかと 思っているようですね、 なかなか カンはいいんですが
まぁ 五十嵐も 誤解されるような振る舞いをしてたとはいえ 悪意があったとかじゃないですからね
そこらへんの ニュアンスは 理解できてるのかな?
本気でそう思っているのかは 分かりませんが 二人は 美佐枝には 志麻みたいな人間の方が合うと言ってます
まぁ この二人は 美佐枝の事は 大切に思っているようですし そこまで 適当に考え 適当に発言は してはいないでしょう

 志麻 と 美佐枝 を 合わせる為 二人は 美佐枝を 公園に呼び出し そこに 志麻を向かわせてます
二人の入れ知恵通りに その場には ふさわしくない言葉を いろいろ 口走ってしまう志麻、 笑った 笑)
美佐枝も 志麻の言葉じゃない って 気付いてるんだったら プロレス技 かけてやるなよ 笑)
まぁ 本来なら 入れ知恵することなく 向かわせるのが本当なんでしょうけど
ただ この張り詰めた空気の中 志麻が 美佐枝に うまい言葉を 掛ける事は 難しかったでしょうね
むしろ ここまで 緊張をほぐし 喋りやすい空気を作り出す事が出来たのは、 二人のおかげなんですよね
そう考えて見ると 二人の存在は おっきいですよね

 前回 朋也が言った時に 美佐枝が引っかかってた言葉は ここで 志麻に言われた言葉だったんですね
それ以来 美佐枝は 志麻に心を開き ほとんど カップル状態になってますね
志麻も 美佐枝の事が好きなのは分かってますが、 どちらかと言うと 美佐枝の方が 積極的な感じになってますね
結果的には 「五十嵐にフラれた時が 美佐枝を 落とすチャンス」になったわけですが
単純にそれだけでは無いんですよね、 こういう 微妙なニュアンスのある作品は やっぱり 面白いですね

 どうやら 志麻の 女装イベントは 原作でもインパクトあったらしい? 笑)
志麻 は 元々 女顔だから 女装しても 似合う・・・、 いや 十分 可愛い、・・・というか アリアリですね 笑)
恥ずかしがっている 表情も加わり 可愛すぎ、 もう 反則ですよ 反則! 笑)
サキ ユキ だって 十分 レベル高いのに その上を行く勢いですからね、 しかも なにげに オーバーニーソ!
反則だろ・・・・ orz < それしか言えなくなってますね、 理性と戦ってるんですね わかります

 そして 芳野が ひどすぎる 笑)
野球の回で既に うざ過ぎたのに、 高校時代 は さらに 輪をかけてひどい 笑)
まぁ 没頭出来るって いいねぇ 青春やねぇ〜〜〜〜 笑)

 生徒会室の入り口から 美佐枝を覗いている 志麻の後ろから 声を掛けてきたのは
おおっ 公子じゃないですかぁ〜、 そういえば 先生をやっていた時を見るのは 初めてですよね
で、 芳野とは 当時 生徒 と 先生 の 関係だったんですね
普通 完璧に女装出来ていたからと言っても 日常的に会っているのであれば 気付くはずですよね
美佐枝気付いてないのかな?、 志麻と分かっていて わざと 「可愛い子」と 言ってたりして 笑)
密かに 窓の外から笑って見ている サキ ユキ も 凄い 遊び心たっぷりですな

 志麻の家に 遊びに行こうとする サキ ユキ ですが、 ここから 話に 動きがあります
自分の家が どこか分からなくなっている 志麻
なんとか 家に たどり着いてはいますけど 今度は 家の前で 何か重要な事を思い出しかけている 志麻
家の中から 出てきたお母さんが サキ ユキ と 話しているうちに 発した言葉 「賀津紀お線香をあげてやって下さい」
まぁ このようになる事は 前回から ある程度 予測は出来てましたけど 「お線香」と言う言葉に ドキッ となりましたね
なんとなく AIR美凪&みちる の エピソードで
美凪 に 「みちる」と 呼びかけた お母さんのシーンを思い出す シチュエーションですね

 さて ここで サキ ユキ は どう感じたのでしょうか
明らかに目の前に 志麻賀津紀と言う人物は存在している、 けど 真実は 既に他界していた
もし 突き放すような 思考をするなら 「死んだ人を利用して騙そうとしている」
そういう方向に 考えても おかしくは無いはずです
でも 二人は 志麻の事は 「志麻と思う」と言っています
それは これまで 志麻と過ごしてきて 二人が 志麻を 信頼してなければ こういう言葉は出てこないはずです
出来れば 志麻 と サキ ユキ の 絆 が 築かれる部分が 描かれてれば より納得できたはずなんですが
やっぱり これは 尺の関係ですかね?
この場面で 判断するしかないんですけど、 サキ ユキ は ちゃんと 自分の目で 人を判断できる人のようですね
いい子たちですね

 やはり この 志麻は 猫なんでしょう
前回 ちょっと ふざけて言いましたけど シチュエーションで言えば アニメ版 ダ・カーポの 頼子に近い感じですね
そして ここまでの 事を 総合すると やっぱり 「寮に居る猫 = この志麻」なんでしょう
当時の飼い主が 果たせずにいた思いを 何らかの力が加わり 人の姿になった 猫が 相手の前に現れたわけですね

 お祭り当日、 美佐枝 は 当然 志麻の 真実の事は知りませんし カップルモードを継続中です
もちろん 美佐枝が 浮かれている事に 罪は無いんですけどね
この時の 志麻の 心境を考えると 切なくなりますよね
・・・・あっ やっぱり 女装してた志麻 だって気付いてたのか 笑)
じゃぁ あの時の やり取りって 結構 意地悪だぞ? 笑)
で、 夜店で ヒヨコ を 売っているのは・・・ また 石原監督!? 笑)
AIRの時も 同じ様な感じで 椅子に座ってましたよね 笑)

 「美佐枝の願いを叶える」と言う事に関しては 首尾一貫の 志麻
美佐枝の性格なら 傷心直後に 「また 新しい恋を」 って感じにはならないと 思うんですが
志麻の場合は もう 本当に 例外って感じなんでしょうね
鳥居のそばの 茂みの所で 遂に 志麻に 願い事を言う 美佐枝
その願い事とは 「自分の事をいつまでも好きでいてください」、 つまり 告白ですね
しかし 無常にも 真実を知ってしまった 「今ここにいる志麻」は やっぱり 存在し続ける事は出来ないんでしょうね
泣いてしまった志麻ですが その理由は 言えないですね、 これだけ 美佐枝が幸せそうにしているんですから
志麻を落ち着かせようと 美佐枝が 飲み物を買って帰ってきた所で 志麻は 消えてしまいました
消える 直前に言った言葉は 「さよなら美佐枝さん 僕はあなたを一生好きで いつづけます」

 卒業後、 美佐枝は 男子寮の 寮母になったわけですね
「アイツが忘れられないわけではない」とは言ってますが まぁ 尾を引いているんでしょう
美佐枝は 志麻が 消えた理由は その時は 全く分からなかったと思うんですが
それに関しては おそらく サキ ユキ から 志麻の 実家での一件の事を 聞いたんだと思います
本当の志麻 とは 病院で会っていましたし サキ ユキ の言っている事も 理解は出来たと思います
不思議な出来事が起こったという感じだったのでしょう
美佐枝が 寮母になったと ほぼ同じ時に 例の猫も 男子寮に 住み着いたわけなんですが
やはり これは あの時の 志麻の 本来の 姿なんでしょうね
「(美佐枝を)一生好きでいる」という約束があるからこそ 住み着いたわけですね
前回 春原から 売り飛ばされそうとしていた猫に こんな エピソードがあったとは・・・ 笑)
美佐枝も 本能的に 殺意が芽生えたってわけですね 笑)

 前回の 構成を考えると
例の猫 は 美佐枝の 話を聞きながら ウトウト寝てしまった 朋也に 過去の出来事を 見せていたんでしょうか
朋也 も 風子との一件があったからでしょう、 もちろん 風子の記憶は無くなっているでしょうけど
体が覚えているというんでしょうね
こういう不思議な出来事があってもすんなり受け止める事が出来ているんでしょう

 あああああっ・・・ 今回の アフターストーリーも 多分 泣かないだろうなと思ってた・・・
けど 猫が 志麻として存在していた時に 美佐枝と 別れた所に執着していた所で
やーーーらーーーれーーーたーーーーよーーーー 笑)、 泣いたわ・・・ 負けた 負けました・・・ 笑)
追い討ちをかけるように、 朋也が 躊躇無く 夢の事を事実だと認識して 美佐枝に声を掛けて
美佐枝も また それを 躊躇無く 本当の事のように 解釈しているところで もう 我慢できねぇですぜ
ティッシュを! ティッシュを〜〜〜! 保水性抜群のやつを〜〜〜 笑)

 志麻がいなくなるシーンまでを描くだけなら 似たような物が これまでも 色々と あったと思うんですけど
でも 最後の味付けが やっぱり一味違いましたね
普通なら 朋也の発言は 突然意味不明なコトいい出したなって 感じなんですけど
それが成立する 世界作りが出来ていたのが なかなか 良かったですね
ここら辺は key作品に いまだにやられちゃいますね 笑)
美佐枝 は 確実に新しい一歩を踏み出せましたよね

 ラスト 渚が 一人 意味不明状態 になっていたのは・・・
まあ しょうがないですよね? 笑)