(TVA)(エル・カザド) 第25話 『聖なる女』

 前回 自分たちだけで ウィニャイマルカに向かった ナディ と エリス ですが、 結局は トランシーバーが ビーコンの代わりになっているらしく
リカルド リリオ ブルーアイズ も 後ろをつけてきています
というか ナディは トランシーバーを その場に捨てずに 持って歩いているんですね 笑)
装束に身を包んでいる女性は 多分 一族の人間だと思うんですが、 ずっと 後ろをつけて来ているんですね
それに気づいた リリオに 手を差し出してますが 何をするつもりなんでしょうか

 ナディ と エリス は 魔女の村 だった所に到着します、 ここが ウィニャイマルカ と言う事なんでしょうか
エリス は どんどん先に進んで行って、 地下への秘密の入り口の スイッチなども 最初から 知っているかのように 作動させています
魔女として最初からDNAに刻まれているものか、 ローゼンバークが埋め込んだ記憶なのか、 いずれにしても エリスにとっては 庭のような感じになってます
長い 地下通路を抜けた先には かなり広い空間が広がっていて、 この場所が どうやら ウィニャイマルカ らしいですね
つまり 「魔女の村」の地下にある 秘密の場所が これまで エリスが目指していた 場所だったという事になりますね
そしてここにも 赤い大きな石が 石柱の上に置かれています、 大きさは 以前出て来たときのよりも さらに大きいようですね

 で そこに近づこうとすると ローゼンバーグが 変なかっこうをして出てきました 笑)
スーツ姿に 司祭が着ているようなのを 上から着てるからまた何とも言えない 感じになってしまってます 笑)
とまぁ 冗談はさておき エリスが近づいた事で 赤い石に力がよみがえったようで、 ナディが ローゼンバーグに向かって 発砲しても
バリアみたいなものを発生させて 遮断しています、 あれ? 普通の人間でも 魔女の力を利用できるんですかね?
距離をつめる二人に 遺跡を使って いろいろと抵抗をしますが、 ローゼンバーグが持っていた 銃を 打ち落としたので 形勢は ナディとエリスが有利な状況に
エリスの望みは あくまでも 「ハインツを撃ったのは 自分なのか それ以外の人物なのか を きちんと知りたい」と 一貫しているようです
そして 結構 あっさり と 『撃ったのは ローゼンバーグ自身』だと 自白します

 ローゼンバーグにとっては ハインツも ナディも 生贄の一人だったわけですが
しかし どうやら ブルーアイズが 以前 語った事と 本当の 目的に 食い違いがあるようですね
突然 エリスのことを愛していると 言い始める ローゼンバーグ、 これは 嘘なのか、 本当なのか、 なにかの戦略があってのことなのか
よくわかりませんが エリスの息遣いが荒くなって 突然 以前のように 力が暴走を始めたみたいになっています
ナディは その力によって 吹き飛ばされてしまいます、 直後 ローゼンバーグは 石の力を利用してるのでしょうか ナディを魔力で拘束してます
エリスも 身動きが全く取れてない様子で さらに 記憶もだんだんと薄れて行っているみたいで、 そういう状態の中で ナディに 「私を撃って」 と 最後の依頼をしてきます
これは ナディとの思い出が無くなって さらに ローゼンバーグに利用されるくらいなら 今 ナディによって殺して欲しい という事なんでしょう
その気持ちは きちんと理解した ナディは 拘束はされていても 撃つ事は出来るようで エリスを 撃ち抜きます
呆然となるローゼンバーグを前に ナディは エリスのところまで歩いてきて そのまま倒れ 息をしなくなってしまってますが
ナディが 何故 そのような状態になっているのかは よく 分かりませんね

 その場所に リカルド リリオ ブルーアイズ も辿り着いてます、 リカルドは ローゼンバーグに 銃を向けて 静止させてます
ブルーアイズ は 二人に駆け寄って 安否を確認してますが 二人とも 死んでいることを知って 呆然としてます
その 状態を 破壊したのは リリオ、 なんと 突然 喋りだします、 まぁ なんとなく こうなりそうな予感はあったんですけどね 笑)
そして 「ブルーアイズにも 魔女の力はある」 と 告げます
ブルーアイズも エリスが力を使う時のような呼吸を始めて 石が共鳴しているので どうやら ブルーアイズも 魔女の力が目覚めたようですね
エリスの体内にあった 弾丸を取り出し エリスを 治してしまいます、 しかし ナデイのほうは まだ 治ってないようですね
リカルドが もう一度と 頼みますが 力を使って疲労したのでしょう ブルーアイズは 眠ってしまいます

 ブルーアイズがここで 力に目覚める事が出来たのは エリス や ナデイの事が 好きだったので、 その好きだった人物が 死んだ事によって
力が目覚めるという、 絶対的な力の差はあっても エリスも ブルーアイズも 同じような理由で 覚醒する事が出来たということですね
現段階では ナディまでは 生き返ることが出来ていないので、 エリスの大切な人物(ナディ)が 死んでしまっているという状況です
ローゼンバーグは 「新たな生贄を探す」と 声を掛けていますが、 エリス が ナディの事を思っているという事は 完全に見落としているわけですね
当然 エリスの力によって ローゼンバーグは ぶっ飛ばされてしまいます 笑)
エリス は ナディを抱きかかえ 生き返らせます これは 当然の結果でしょう、 二人で 友情を築いたからこそこうなるわけですね
単に チェスの戦略が完全にシミュレーションできたとしても、 実際は 駒ではなくて 人間なんだから 必ず 決まった動きをするわけじゃないんですね
それこそが 無機質だった エリスが 人間的になっていった事や、 L・Aも 最後に エリスが好きなのは 植えつけられた愛ではなくて 人として好きだった事に気づいた事等に
回帰してくるわけですね

 最後 ナディ エリス と ローゼンバーグ が 銃を構えて対峙してますが、 ローゼンバーグ が 特に撃とうともせずに 一方的に 撃たれています
ローゼンバーグ が 最後 拳銃を発射しなかったのは 人は 駒ではないという事に気づいて、 ProjectLeviathan自体が 完全に破綻してしまった事を実感したからなんでしょう
結局 ローゼンバーグが 本当にやりたかった事はわかりませんが、 最後に 放った 「エリス 私は 貴女が 妬ましい」という言葉が 物語っている通り
駒としてのエリスは愛しいけれど、 駒ではないエリスは妬ましいという事は はっきりと分かりましたね