(TVA)(エル・カザド) 第24話 『逝く男』

 ナディ エリス と ローゼンバーグが 対面したわけですが、 ローゼンバーグって随分 饒舌なんですね 自分の方から喋り始めてます
エリスは ハインツを殺したのは自分なのかどうかをまず知りたがっていますが その場所に居たはずなのに どうなのか分かっていないという事は
トラウマなどによる 記憶の混乱があるのか、 あるいは ローゼンバーグによって その部分の記憶だけを 抹消されてしまったのか
ハインツが 撃たれた 直後の記憶は残っているわけですが その事が脳裏に浮かぶと ショックからか 気を失ってしまってます
ブルーアイズの解説の通り 記憶の断片に 過剰反応している って状態でしょうね

 現在のような状況を仕向けたのも ローゼンバーグの策略という事で
エリスの記憶があいまいになっているのを利用して あえて 逃がして 賞金首に指定すれば 末裔たち つまり 一族が なんかのリアクションをとる
つまり ローゼンバーグは 一族たちをも 利用しようと思ってたわけですね、 まだ 具体的にどうしようと思っていたのかは分かりませんが
ナディが 護衛として ナディにつくような事があるというのも 想定していたようで、 友情 が芽生える事も 想定済でみ
エリスが 人間的な感情を持っていくという事をも 想定していたって事になりますね
そして そのために ただ 利用されていたのが L・Aって事ですね、 L・Aは きもいですが 笑)、 L・Aは 自分に 素直に生きているだけなんですよね
とりあえず そうやって いろんな人を利用してやろうとしていた目的は、 エリスの力が必要だったからって事になるわけですね
おそらく そこまでしてやりたかったと言う内容は 前回の ブルーアイズの説明の通りでしょう

 ナディのような人物が 護衛に付くと言う事を想定していたわけですが
さらに 感情の無かった エリスが 人間的な感情を持つようになり 友情を育んだときに ナディの命を奪う事で
怒ったエリスに 力を完全に引き出させようと 言う事までも 想定済みだったようです
ここら辺の計画を ここまで ほぼ完璧に 成功させていたって事は もの凄い 策士ですけど、 ここまで 綺麗に決まるものかね? 笑)

 ナディ に 銃口を向けている ローゼンバーグに 「そこまでだ」と声を掛けるのは リカルド
まぁ ここまでくれば 今回も偶然居合わせた と いうよりは これまでも ずっと ナディや エリスの 後ろをつけて続けていたんでしょうね
二人を追っていれば ローゼンバーグに いずれ会えると 思ってたのでしょうね
もちろん 仕事を 一方的に破棄した事を怒っているというのもそうですが、 ナディとエリスたちに感銘を受けているっていうのもあるんでしょう
仕事としても ローゼンバークとは切れていますし、 リカルドの意思で 二人をサポートする気で居ますので
もう完全に リカルド は ローゼンバークの敵 で ナディとエリスの味方 という図式になっています
リカルド は このまま ローゼンバーグを 殺そうとしてますが 魔女の村 に 着かないことには エリスの 答えが得られないということで
ナディ が 静止する形になっています、 まぁ 二人としても この場で 殺したい気持ちは 山々だと思うんですけどもね
単に 賞金稼ぎのプロ としてならば この場で 殺したんでしょうけど、 プロらしくない ナディらしさ が出ていますよね

 エリス は 自分が ハインツを 撃ったという 夢を見ていますが、 記憶が 曖昧なので まだまだ 本当に エリスがやったのかは分かりません
ブルーアイズも 近くまで来ていますが 元々部下だった 二人が 目の前に現れています、 どうやら ブルーアイズに情報を持ってきてたようですね
一族にとっては 裏切り者になっている ブルーアイズですが 一族としてサポートしているのか それとも 部下の独断なんでしょうか
そこら辺もまだ分かりませんけど 完全に 一族から 孤立してしまっているわけではないようですね

 ローゼンバーグは 続けて L・Aの前に現れています
どう見ても L・Aが有利なんですが ローゼンバーグに攻撃を仕掛ける事が出来ないように 仕込んであるんでしょうか
ローゼンバーグが 睨み付けただけで L・Aの体が動かなくなってしまってます
エリスのことを L・Aが思うのも すべてにおいて ローゼンバーグが 仕込んでいた だけという事実
どうあがいても みんな ローゼンバーグの籠の中の鳥 のような状態です

 かなり簡潔に まとめれば 元々 ローゼンバーグの父も 同じような研究をしていたんだけども
それが 実用化できそうな段階になると その父は 担当から 外されてしまった それにより失望して 自殺
その恨みを晴らすためには エリスの持つ 大きな力を利用して 連邦政府ごと潰そうとたくらんでいる
という事になるわけですね

 結局 何もはむかう事が出来ずに、 ローゼンバーグから 利用される L・A
仕事の内容は リカルドの殺害
そこら辺の情報は 一族にも すでに入っているようで、 元部下によって リカルド本人に 直接伝えられています
ここまで やるということは 一族も ナディ や エリス と その仲間に 協力体制をとっているって事なんでしょうかね
もちろん リリオに危険を及ぼすわけには行かないので リカルドも 自分から 決闘に出かけていきます
一緒に行くという ナディを言いくるめるために 金を出せといい、 ナディから 仕事として受けるという形にしてます、 ワンコインで
そこまでやられたら 素直に 一人で向かわせるしかないですね

 対決は すぐに始まっています、 L・Aの持っている 武器が弾切れを起こすのを待ってから リカルドも 本格的に 攻撃を始めます
その時 エリスの紙で作ったわら人形みたいなものに弾があたり 地面に落ち、 風で さらさらと 飛んで行ってしまう事で
あっという間に 人形の形がなくなってしまいます
それを 見た L・Aは、 ローゼンバーグによって 作られた 感情は 失っていましたが
エリスを思う ローゼンバークには 全く コントロールされていない 本当の気持ち を思い出してます
そして 戦っている最中に 我に返って 再び エリスのところに 向かおうとしますが
リカルドが 後ろから 空に向かって 射撃して 今の 二人で 決闘をしているという現実に 戻されます
もちろん 後ろからなんで 直接撃てばいいのに 注意を自分に 向けさせる リカルドは フェアーですね
しかし 結局 こういう場所では 身体能力が優れているよりは 経験が多い方が有利なのでしょうか ナディから 受け取った コインをおとりに使い
リカルドの 弾が L・Aを撃ち抜きます

 作られていない 自分の本当の 好きなエリスの幻を見ながら 意識が 遠のいていった L・Aを看取ったのは
リリオです、 最後まで 笑顔で居たリリオが リカルドに 抱きつくシーンは ジーンと来るものがありましたね
泣きたい 気持ちでいっぱいなんでしょうが リカルドに対しても 涙を見せない リリオでした

 リカルド と リリオ の 無事を確認した ナディ と エリスは、 この先は 二人だけで行こうと 決意します