(アニメ版 らき☆すた を 今もう一度考えてみる)(京アニの思惑?)(思考の堂々巡り)(じゃ〜どうする?)

 見た目的には ほとんど 変ってないでしょうが このブログに いろいろと 梃入れしてました
コレをやってるか やってないかで このブログでやりたい事 は 随分変ってくるんじゃないかと思ってます
おそらく このブログの 文面とかも 今後 いろいろ変ってくるかもしれません
まぁ そりゃ当然のことですね いろいろ と 試行錯誤しなきゃ 変っちゃ行きません


 ここ最近のアニメ感想を書く手が鈍ってるのは、 GW中は いろいろと 仕事があったので それは 別として
やはり らき☆すた の件が一番 大きいです
『何を まったりオタク萌えギャグアニメに 心身を擦り切らせているんだよ?』 と思われるかもしれませんが 笑)
逆に言えば そうだから 余計に こたえている のかもしれません

 原作の「らき☆すた」自体は 元々 オタク萌えのまったりマンガ です
4コマですし ストーリー性自体は 「ひだまりスケッチ」以上にありません
むしろ 「ひだまりスケッチ」の方が 他の4コマよりも ストーリー性の強い4コマかもしれません

 「らき☆すた」 は 作品の性質上 各キャラ 隠すことなく 自分自身を 素直に出しているので 「表裏」が無いですし
ストーリー的な繋がりも薄いため 学校かと思えば 次の話は こなた の 家だったりと シチュエーションも コロコロ変っていきます
つまり 「らき☆すた」自体は 何処から読み始めても 新鮮な気持ちで すんなりと入っていけるし 各キャラの事も理解しやすい作品です

 アニメ版が 始まった当初 「ブツ切れで 突然のシーンチェンジに違和感がある」という意見が多かったようですが
これは 「原作自体がそういう作品」だからですね、 原作を「知っている人」にとっては 逆にニンマリ出来るところです

 アニメ版が始まった 当初から 個人的に思っていたのは
原作 と アニメ版 とで 決定的に違うのは いろんな事を「知っている人」と「知らない人」とで 意見が 真っ二つに分かれるということで
もちろん この意見は後付ではなくて 第01話の感想の 第一声が
こいつぁ 意見が 分かれるな 笑)
http://d.hatena.ne.jp/morakana/20070408/1176054053 ← 第01話の記事はこちらです
厳密に言えば この前にも いろいろと書いてたんですが それをあえて消して これを頭に持ってきて 強調しました
今考えれば この時点で 「知っている人」と「知らない人」 を 二つにぶった切る作品になるんじゃないか
薄々と 感じ取っていたような気がします
それは 第05話 になっても あきら が 「視聴者でも反応が真っ二つに分かれるだろうしぃ〜」 と 番組内ではっきりと発言してますし
その傾向は さらに 大きくなっていると思います

 もちろん 「知っている 知っていない」は 作品内容 だけに関わらず もっと いろいろと 広い捉え方も出来て
京アニの事を知っている人」「全く京アニの事を知らない人」などをも意識させられてしまいます
多分 過去の作品 や 各スタッフの人柄など 京アニの事をある程度知っている人たちは 今回の ヤマカン降板騒動で
番組内容とは 関係ない所で いろいろ考えて 「どうしてなんだろう? 何故なんだろう?」 と 常に疑心暗鬼の状態だと思います
「よし もう割り切ろう」と 思っても また 考え始めている状態じゃないかとも思います
では 「全く京アニの事を知らない人」はというと 第05話になっても 普通に 番組内容だけ見てると思います
もしかすると 監督が変った事すら気付かずに見ている人のほうが 多いかもしれません

 そして 例のあの公式発表も
 TVアニメーション作品「らき☆すた」監督交代のお知らせ

「らき☆すた」監督の山本寛は、監督において、まだ、その域に達していないと弊社は判断し、交代いたしました。

 放送第5話から新監督武本康弘のもとスタッフ一丸となって作品制作をしていきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

平成19年4月30日
株式会社京都アニメーション
アニメ製作などに関して ある程度「知ってる」と 「ヤマカンに対しての 京アニの恨み節」にも見えてしまう 文面がアップされたわけです
しかも そのタイミングが 『第04話が最速で放送された直後』で、 何らかの 意図があるように思えますし
「じゃぁ 第05話以降の 内容に 影響がでるんじゃないか?」 と 早速 今後への影響などを 考え始めるわけです
もし これを たまたま アニメ製作とかに関して 「あまり知らない人」が見たら 普通に 「あぁ 監督 交代するのかぁ〜」程度で終わる事でしょう 笑)

 そう アニメ版「らき☆すた」では 内容も それ以外の部分でも 「常に 知っている事 と 知らない事 を 意識させられてしまうんです」
あくまでも 「極端に言えば」 ですが ここ最近の事全てを狙ってやってるんじゃないか? とも思えてきます

 私は「アニメ化されます」と聞いても 特に それから 原作を「あさる」事はしないんですが
山本寛さん、武本康弘監督、石原立也監督や 水島努監督と 同じレベルで好きな 新房昭之監督が 「ひだまりスケッチ」をやると 知っても
原作の 一話、二話分を チェックした程度で 「よし これなら 新房アニメとして楽しめそうだ」と ネタバレを 避けてました
実際 「CLANNAD」や「ななついろ★ドロップス」の 原作も あえて 内容を「あさる」事は まだやっていません
そういう中で 何故か「らき☆すた」は 「これは 全巻読んでなければ!」となってしまい 3巻→1巻2巻と短期間に買い 4巻もフラゲ気味に購入してきたわけです
これらは このブログの 過去ログを 読んでもらえれば 分かると思います
一番最初はこなたの発言に 単純にホレたのも確かですが、 その後 1巻2巻をまとめて買ってきてますし
最近の記事だと 出来れば各キャラのことはあらかじめ「知っておいた方」がいいかもしれないと
基本的には ネタバレを望まない私が 逆に 各キャラごとの関係を まとめ上げてたくらいです
http://d.hatena.ne.jp/morakana/20070412/1176406741
http://d.hatena.ne.jp/morakana/20070413/1176447982
http://d.hatena.ne.jp/morakana/20070415/1176643518

 普段から アニメ感想の 書き始めでは 「原作は知りません」を口癖のように言う私が
何故 『「らき☆すた」は チェックせねばならん』 となってしまったのか 理由は分かりません、 が とにかく 何かを感じたんだと思います 笑)
実際 「らき☆すた」 は いろんな意味で 原作の事 や それ以外の事を「知ってた方」が
「知らない」よりも 何倍も楽しめるし いろんな事を考える事が出来るんですよね
京アニ が 「知っている」 「知らない」を意識して作っていると言うのは あきら の 発言で ある程度 確証をもてたのですが
では 京アニは 視聴者が 「知っている」事と「知らない」事の どっちを 望んでいるのかは まだ はっきりとは分かりません
そういうことを考えていると、「監督において、まだ、その域に達していない」という言葉が「ブログ執筆において、まだ、その域に達していない」と
私自身にも当て嵌まってしまうように思えて来てしまうんですね、 まぁ その部分が 一番 こたえています
勝手に思って 勝手に書いてしまうというのも 違うと思いますしね、ある程度は 確証の下で書く必要はありますし

 京アニなら 山本寛さんから 武本康弘さんに 切り替える事によって 複雑な気分になる人がいると言う事くらい 当然 分かってるはずで
もちろん これは 武本康弘さんが駄目と言うわけではなく
たった 4話といえども 山本寛色という 強烈な絵の具に染まったキャンパスに これまた 強烈な絵の具の 武本康弘色で塗り替えるのは
そう簡単ではないということです
「これまでの 4話と 大差ないじゃん?」という意見がありますが これは 当然のことで
描き換えるとしても 「作品として・商品として」は じわりじわりと 書き換えていくしかないわけです
当然 その分の ロスと言うものは 必ず生じます、 個人的には その部分を 一番 危惧しています

 とはいえ 製作自体は半分以上はとっくに作り終えているそうですし
当然 あの発表の時の後から 第05話からまた作り直しているワケは無いんですよね
「この後どうしよう」というのは 発表時じゃなくて とっくの昔に出ている結論なんです
しかも 第05話においても いまだ yamanka みたいな アソビ や
ひだまりスケッチに出てきたモブキャラらしき モブキャラを 一瞬だけ 出してたりしてるという、いかにも ヤマカンさんがやりそうな パロディを見ると
別に 京アニ山本寛さんの間に 確執があるとも 思えないんですよね
つまり 「超監督 山本寛」の影が あちらこちらに 見え隠れしてるんですよね
とはいえ 監督交代は もう現実の事だろうし 武本康弘さんが これからどうやっていこうと思っているのかは 「今」は まだ分からないワケです
そうやって モヤモヤしてると 「今 交代するってどういうことなんだろう?」と 上の方で述べた 疑問にまた 戻ってしまったりするわけですね 笑)

 やはり ここら辺を 考え始めると 毎回 ループに陥ってしまいます
そう こればっかりは いくら考えても 見てるほうとしては 実際に 見ない限りは まだ 分からないんですね
それでも また考え始めてしまう と 思考の堂々巡りが始まってしまうわけです

 いい加減 そこら辺に関しては 本当に 割り切る事が 必要のようですね 笑)

 最後に一言
内容に関しては 原作内容以外 の コアなネタは 全く知らなくても 作品自体の性質を変えるものではないので
知らなくても 全く問題はありません、「らき☆すた」においては ちょっと得した気分になる程度です、 それは 第05話においても 変りありませんでした
つまり 「なんのこっちゃわかんねぇ〜」という部分は 大抵 ネタか パロの部分なので 分からないなら 分からなくても大丈夫です
これは 山本寛さんの考えを一旦引き継いでるのか、 武本康弘さんもこの様にやって行こうと思っているのかは 分かりません
今後 武本康弘さんが どう舵を切るのかは まだ分かりませんので その動向は しっかりと見ていこうと思います