瀬戸の花嫁 第01話 『極道の妻』

 こちらも いつものように 原作は知りません

 過去作を知っている人たちからは 酷評された ギャラクシーエンジェる〜んの監督
岸誠二さんが 再び 監督として 参加したアニメです

 まぁ GONZO×AICなので 安定した作画にはなっていました
コンテ・演出 は 岸監督ということで 岸監督色が 強く出ていましたね
ただ ギャラクシーエンジェる〜ん の時同様、 どうしても ギャグの部分に 意外性が無いんですよね
ギャグは 突発的に 来るから 「ぶっ!!」と ついつい 吹き出してしまうものなのに
常に ハイテンションの 単発的で 定番のギャグが ダラダラ続いている と 逆に
「はい ここで ギャグです 笑ってくださいね」 と押し着せられてしまってるようで 笑えないですし
いちいち ハイテンションギャグに持っていくから 話自体が 間延びしてしまうんですよね

 ただ 唯一 良かったと思うのは 極道の人達から呼び出された時
極道に囲まれて どん引きしながらも お母さんが「でも 真ん中の人はちょっと渋め」と ときめくシーン
ネタ的にも 非道ですし どん引き状態から キラキラとなってときめく ギャップがあるからこそ
インパクトが生まれるわけですね
そういう意味での 腹黒さが似合いそうな お母さんなのに 拳で 永澄をタコ殴りにするシーンがあって
ちょっとイメージが崩れてしまったりと なんか ちょっと 残念なんですよねぇ

 常にハイテンションといえば 最近では 『僕等がいた』をやってた 大地丙太郎監督の
こどものおもちゃ』という作品がありましたが この作品は 基本的には 常にハイテンションで
放送回によっては 終止 倉田紗南が とくにかくハイテンションで喋り捲ってたような 回もありましたが
そのような回でも ハイテンション→ちょっとシリアスな展開に行きかける→でもそのシリアスさをぶち壊すハイテンションに戻る
と きちんと テンションの抑揚が きちんとコントロールされていましたし
もちろん ネタ自体も 定番から ブラックネタまで いろいろと 幅広かったので インパクトも強かったですし
そのギャグの部分も 話の本筋にきちんと 関わっているので ギャグシーンでも 話が滞らずに きちんと進むんですよね
つまり 『飽きが来ない作り』というのをしっかり 考えて作ってあった作品でした
それは 『僕等がいた』を見れば分かりますけど ああいう ラブコメディだと 大抵 どうしても間延び感が出てしまうものですが
常に 話の動向に 緊張感を持って 見れるように 工夫して作ってあったのを見れば 分かると思います
岸監督には そういうところを もっと コントロールする事を 意識してやってもらえれば いいと思うんですけどね
ほんのちょっと 変えるだけでも 話が 滞らずに さらっと流れるようになると思うんですよね

 今回の話は ストーリー的に言えば
海で 溺れていた 満潮永澄を 人魚の瀬戸燦が助けたけど、 人魚は 人間に 正体を知られたら 死刑になるという掟がある
燦の父親は 燦が死刑になるなら 永澄も殺すと 主張するので ならば 永澄と燦が結婚すればいいじゃん?と 燦の母
腹の虫が収まらない 親父が暴れるので逃げたけど 追い詰められて殺されそうだから とりあえず 結婚します宣言
というお話です

 視聴継続かどうかは 第02話目で判断ということで