第24話 『「ネギ先生、どうやらクライマックスです」by アキラ / 「みんなで一緒に帰ろうね、ネギくん!」by 美空』

 しっかし このスタッフは OPを何パターン作ってるんですかね 笑)
確かに 基本パターンは 同じフォーマットですが セリフ・歌詞・微妙な色調の 入れ替えを管理するだけでも大変ですし
一回きりしか使わない オールスカバージョン とか 今回のアーニャ・ネカネ登場バージョン など
考えるだけでも OPだけでも 気の遠くなるような 打ち合わせがあったはずです

 と思ったら 生徒の頭にNoが振ってある OPバージョンの生徒たちに囲まれて 目を覚ます ネギ
あぁ〜 こんな風に繋ぐつもりで作ってたのかぁ!
1クール物でも ペース配分がめちゃくちゃで 最後の方が 間に合わせっぽくなってしまう作品があったりするという このご時世に
2クール分の配分 戦略的なものを ここまで 計算ずくで 構成してしまうというのは
思った以上に 相当 難易度の高いものですね、 すばらしい
もちろん 『頭にNoを振ってあるということは 本来とは 違うメンバーたちの可能性がある』
ということも 考えてないとダメかもしれませんね

 今のところ 完全に悪役状態ですが、 アーニャが姿を現します、 対 エヴァンジェリンの時も つい言ってしまったけど
とりあえず 最初に 言っておきます、 『アーニャかわえぇ〜! 笑)』、 よし すっきりした 笑)

 いや まき絵よ、 別に 葉加瀬と タカミチが 喋っている内容自体は 特に難しくないと思うぞ 笑)
『幻想空間=スタークリスタルが作り出したもの、 結局の所 スタークリスタルの中に みんなが居るような状況である』
この程度の 会話だし、 バカレンジャーのメンバーだけ見て 「みんなも分からないみたいだ」と 安心するなよ 笑)

 やはり Noが打ってある 生徒たちは ニセモノでした
とりあえず ネギは 生徒たちを守りながら逃げ回ってます

 明日菜が エヴァンジェリンは そんなコト言わないとか 言ってもめてますが 笑)
ネギは こういう ピンチの時でも 性格上一人で背負い込もうとしますが
「いくらピンチでも ネギを突き出すような コトを 最初から言い始める生徒たちじゃない」という事は
これまでの 一見 ダラダラとやって来た様に見えたいろんな事を経験する事で 十分に 分かっているので
ああいうことを言う 生徒たちは ニセモノだという事に気付けたわけです

 当然 ネギは エヴァンジェリンが クラスメイトを 傷つけたくないなんて 思ってないというニュアンスで言ったのではありませんね
たしかにエヴァンジェリンは ニセモノのようなことを 面と向かって 声に出しては 絶対には言いませんが
今は 「クラスメイトを傷つけたくないと心の中では思っている」はずです
あれだけ 明日菜から 煽られていても そんな事は エヴァンジェリンの性格としては言えないわけで
その気持ちの表れとして 後で 地面に落書きをしていじけているのですね

 ニセモノだと 見破ったから 普通は一気に 緊張が走るわけですが
また セリフを 各生徒ずつに 区切りまくりで 喋らせる 笑)、 最初の頃 これで吹いたな と 懐かしさも感じられますね

 ああ 上手いですね、 ネギが 本来 泣き虫だっていう設定を 本当に 上手く利用してますね
ネギは アーニャを救いたい けど そのアーニャから 昔の泣き虫話をされて 心をえぐられる
もちろん アーニャがそういう 人間じゃないというのは ネギも よく分かっている
この一瞬に いろんな想いが ネギの中を いろいろ 駆け巡ったに違いありません

 以前は 千鶴による お笑い道具でしかなかった 惑星儀
でも 今度は それが重要な 意味を 持ってきたようにも見えます
んで 忘れられている モツシチミで落として Bパートへ 笑)

 元々 アイキャッチに 定評のある 新房スタッフですが、 今回の アーニャのアイキャッチは凄くいいですね
壁紙にしたいくらいですわ 笑)

 これまで何度も 執拗に 意味の無い様に見えていた回を繰り返していた訳が やっと分かりましたね
あの部分というのは ネギと クラスメイトの 繋がりを深める事を 表現するためには 必要なものであって
ストーリーが 見えてしまうことがあっては いけないから ああいう感じになっていたんですね
でも まぁ その事で ちょっと中だるみ感が出てしまったのは 今後の課題ということでしょうかね
しかし もちろん その『作り込み』があるからこそ さっきの Noが打ってある 生徒たちが ニセモノだと見抜くことが
可能になるわけですし、思いの強さがあるからこそ クラスメイトが カードとなって ネギをサポートする事が出来たわけですし
アーニャ自身が ネギを本気で妬んでいるわけじゃないんだという事を 周りから見ていただけでも
クラスメイトたちは アーニャが 本当の敵じゃないんだと察知する事が出来たわけですね
そういうところに気付いておく必要はありますかね
ただぽんと 今回のような展開にもって行っても 弱いですからね

 やはり ワルノリの違い クール数の違いはあれど
ひだまりスケッチで 『今、新房監督がやりたかったコト』という物と 一貫性が見えてきました

 結局は 予想通り アーニャの気持ち を 曲解した スタークリスタルの暴走が生んだ悲劇だったという事です
スタークリスタルから 開放された後の アーニャの 笑顔がやはり 本来の アーニャの顔
さっきの アーニャにも つい 可愛いと 言ってしまいましたが、 こっちの笑顔の方が やっぱええやん? 笑)

 先週でも書きましたが アーニャが ネギの事を 嫌いとか 憎いとか 本気で思う事が本当にあるでしょうか?
サウザンドマスターの息子という 魔法使いのサラブレッド相手に 絶対に負けない なんて思うでしょうか?
本当は やっぱり ネギの事が好きで ネギに見合うだけの女になるためには
ネギには負けないくらいの優れた占い師にならなければいけないという気持ちでいなければダメだと
そういう重圧を自分にかけていて ネカネとの電話で その重圧に負けてスタークリスタルに手を出してしまったと
ネギと闘っている時「人間は裏切る」みたいな事を言ってましたが あれは スタークリスタルの言葉でしょう
自分を喪失してしまった時のアーニャの 魔がさしてしまった部分だけを 増幅してしまって
ああいう暴走に繋がったのではないでしょうか

 最後に ネギとアーニャを救ったのは、 まぁ 言わずとも 書かずとも わかるっしょ 笑)

あ〜 とかちつくちて!!!! 笑)