第17話 『姉と妹の無言歌〜lieder ohne worte〜』

 流石の 祐一でも 栞について 香里が話した事に 動揺を隠せない様子ですね
記憶が戻っていく事によって、真琴や 舞も 人ごとではない事が起こる以上、 今回も何かが起こりそうな
そういう気持ちも もしかすると 抱き始めているのかもしれません
あゆにも 普通に 気づかれるほど ぼーっとなっているのは 珍しいですね
まぁ 友達になって間もないというのに 栞の余命は短い事を知って
香里もただクールなわけではなくて 影の部分を 背負っていて 苦しんでいるという事を
突然 思い知らされたわけなので 放心状態になっても しょうがありません

 香里と祐一が川沿いに歩いているシーンの 川が 夜なのに とてもキレイでしたねぇ
普段は 完全な トラブルメーカーの あゆ なんですが どうも 異変に感づいている様子で
これまでには無いような 大人っぽさがあります、ちっちゃいのは もちろん ちっちゃいですけど 笑)

 噴水前での 祐一と 栞の会話も、 本当にいつものような調子で話しているんですが
普通だからこそ 目頭が熱くなってくるものがありますね
あまりにも さらっと言ってしまった 栞の『起きないから 奇跡って言うんですよ』
さらっと言ってしまったからこそ 重い言葉でもあります

 北川、「祐一ぃ〜 お昼休みだよぉ〜」 それは 名雪のモノマネか? 気持ち悪いから 笑)
これは 意外な 展開で 栞が 制服を着て 登校をして、 祐一の教室まで尋ねてきました
しかし 体力的には もう 一杯一杯でしょうね

 栞の 誕生日には何をしてあげたらいいのか、 あゆの さりげない一言でヒントを得たようです
今回は 真琴の 最期の時と 似たような 空気になっていますね
真琴が 最期の時に 真琴は 本当に 幸せだったのか
そして おそらく これから最期を迎える 栞も 幸せに送り出す事が出来るのか
そういった意味でも 今後の展開は 真琴との事にも 係ってきそうな 感じですね