(TVA)(CLANNAD 〜AFTER STORY〜) 第17話 『夏時間』

脚本
志茂文彦
絵コンテ
演出
米田光良
作画監督
秋竹斉一

 渚を失くした事によって やる気がなくなった事
渚の命と引き換えに 生まれてきた 汐を 直視出来ない事
二人が出会った事すら 後悔をしている事
などなど 朋也の中には 非常に複雑な気持ちがうごめいているとは思うんですが
朋也自身が 父親に対して 恨みに近い感情まで持っているにもかかわらず
どうしてここまで 汐を 突き放したような 態度をとってしまうのかが 少し理解できない所です

 汐は 渚のような強さを持っているようにも見えますし
もしかすると 汐の方が 朋也に この先どこに向かっていくべきなのかのヒントを
教える時が 来るんじゃないかなと 思ったりしました

 今後の この二人も非常に 気になるところですね



 やはり 渚を失ったショックは大きいようで 「ただ働くのみ」の状態になってしまっている朋也
会社としても 仕事において信頼できる人間が積極的に 働いてくれるのはうれしいことでしょうけど
労働基準法などの問題に触れる可能性があるので むしろ有休を取ってほしいと思っている状態です
前回「腐っちゃダメだよ」と書いたんですけど モロに そんな状態になってしまってますね
渚の存在は大きなものだったと思いますし、 同じ目にあったことが無い私が言っても 他人事かもしれませんが
自分が 父に対して思っているのと 同じような 思いを 汐にさせてしまう事は 絶対にしては駄目ですよね

 汐と一緒に生活はしていないようですが ということは 古河家に預けているって感じなんでしょう
早苗が 朋也の家に訪ねてきたときに 周りを見渡してましたが
最初 秋生を探していたと思ったんですが もしかすると 汐の事を気にしていたのかな?
仕事か暇つぶしか寝ているかを繰り返している 朋也の事を気遣い 早苗がデートに誘っています 笑)
もちろん 朋也と 汐との事を考えて 有休を取って 旅行にでも行こうと 言いに来ているんですよね
二人っきりで 行くのに抵抗があるのなら みんなで行こうと 行きやすい状況を作っています
それでも うやむやにしようとしているのを 見抜き 今度は 強引に誘ってます
これには 朋也も負けてしまってます、 流石 先生ですね 笑)

 折れてしまっても まだ迷いを持ちつつ 古河家に来た朋也ですが
家に入ると 急用が出来たと 勝手に家を空けて出て行ってしまってます、 なんて わかりやすい 笑)
切符が二枚残されていますが 「それで 二人で 行きなさい」って事なんですね
と 朋也の 後ろを走り抜けていく 子供の姿が! 座敷わらしかっ!? < なわきゃない

 ちょっと 追いかけっこみたいになった後 朋也が「汐」と声をかけると 半分隠れながら 姿を現す 汐
「ちっちゃい渚」って感じで めっちゃくちゃ かわいいじゃん!! 笑)
って 朋也 そんな 睨みつけないでも・・・
「緊張しなくてもいいから」とか言われても こんなちっちゃい子にとっては めちゃくちゃ 怖いでしょ

 あーもー こんな かわいい子がいるのに そんな 同じ歳のダチと 話すようなしゃべり方とかありえんわ! 笑)
必要以上に「おーよちよち」 みたいな態度はとらなくてもいいとは思うけど
こんな 壁を作ったようなしゃべり方は あまり 感心できませんな〜
とはいえ コケてしまった時に体を気遣ったり 壊したおもちゃを直してあげたり ちょっとからかってみたりと
完全に 汐の事を嫌っているわけではなさそうじゃあります
汐も 店まで勝手に付いてきたりなど 朋也の事を 嫌がっているわけでもないみたいです
ただ 5年の間 今のような関係を続けていたわけですし そう簡単には壊せないような 壁がありそうな感じですね

 しかし いちいち かわいいな 汐 笑)
コショウが苦手 トイレにひとりで行ってきた など
子どもにとっては何らかの リアクションがほしかったりするんですよね
普通なら コショウ無しで焼き飯を作り直したり 一人で用を足したのを褒めてあげるものなんでしょうが
朋也の リアクションは 冷めたもので 汐にとっては ちょっと 寂しい感じですよね

 でも 二人で旅行に行くことになったら 素直に 喜んでいます
やっぱり 「お父さんと一緒に」 っていうのが 嬉しいんですよね
朋也の「しゅっぱーつ」に「オーッ」って 答えるところとか もう 反則的にかわいすぎる 笑)
少し遅れた 汐がスキップを始めたところが EDの最初に繋がったところが すごい良かったですね

 二人に子供が出来た って時点で 予想は出来てましたが
OPでも 風子に抱かれていたり EDも最初に登場したり と 誰なんだろうと思っていたのが
今回で それは 汐だったという事がはっきりとわかりましたね