(TVA)(CLANNAD 〜AFTER STORY〜) 第16話 『白い闇』

脚本
志茂文彦
絵コンテ
演出
山田尚子
作画監督
高橋博


 幻想世界では 女の子の方は 家の中に入り 空を飛ぶための機械を作るのをやめてしまっているようです
外が 寒くなっているので もう動けなくなっているんですね
ラクタの体をもつ男の方は今でも ガラクタを集めています
何故 部屋の中に ガラクタを持って入ってきたのかはよくわかりませんが
どうにかして 女の子と一緒に これからもずっと二人で居られるためにと 頑張り続けています

 前回 「汐」と名前を決めたし、 表札にはもう 「汐」の文字が入ってますね
昼間は 早苗が面倒を見ることになっていますし 秋生も時々顔を出しているようですし
とりあえずの 環境としては 悪くはない状況のようですね
まぁ ただ 渚に関して言えば 病院の方がいいような気もするんですけどね

 渚が (人間としても)強くなれたのは 朋也のおかげである反面
ただでさえリスクがあるのに さらに 大きなリスクを負ってまで
今のような 危険な状態に立ち向かおうとはしなかったのではないかと 朋也は考えています
たしかに あの時坂で 二人が出会わなければ 渚は ずっと内気なままいた可能性が高いですし
もっと別の「今」があることでしょう
でも 早苗も 秋生も 朋也を恨んでいる事はないでしょう、 渚を幸せにしているのは事実ですから

 年が明けたある日 春原、杏、椋、ことみ が訪ねてきてます
年賀状を見ながらみんなで話してますけど
有紀寧 は 相変わらず 周辺の人物の ガラ が悪すぎる 笑)
まぁ 争い事は完全に終わり 和解したようですね
そして 芳野が インディーズで活動再開したらしいです 笑)
まぁ実力はあるわけだし 活躍できることでしょうけど、 タイトルが「ラブ&スパナー」とか・・・ 笑)

 春原は 子供が生まれるという事から 朋也に「父親になる気持ち」について質問しています
「親とは 『子供が望んで』親になったわけではないわけで そういう存在になることへの気持ち」を 聞きたいようです
朋也が 自分の父親の事を あまりよく思っていない事は みんな知っているでしょうし
いざ自分が「父親」となるにあって 何らかの 大きな決断でもしたのかと思っていたんでしょうね
しかし 朋也は 軽く「わかんない」みたいな 答え方をしています
渚と愛し合った結果がそうだというわけなんですが 「汐」に対しては 案外 全然考えてない感じですよね

 ことみ の 話は 難しくてよくわかりませんでしたが 笑)
幻想世界のことを指しているのは間違いないと思います
お互いの世界を行き来できないのは その世界の理に制限されているからで
それから逃れることができないけど
重力エネルギーは行き来することができるからそれを倣えば不可能ではないのではないか
ってことでしょうかね? よくわかりませんけど 笑)
人の存在や想いなどにも 重力エネルギー的な物があって
それが もう一つの世界(おそらく幻想世界)と影響し合っている可能性もあるという感じですかね

 幻想世界では 男の子が頑張り続けていたようですが
飛ぶことができる物 を いくら作ってみても 出来なかったようで ついに 作るのをやめてしまったようです
ことみ の 言っていたことが事実として 幻想世界での これまでの動きというものは
やはり これまでの 渚 や 朋也 その他 関係のある人物 などの影響を受けて
同時進行しているものなんでしょうかね?、 まあ まだ そこら辺はわかりませんね

 死んでしまいそうになっていた 渚に奇跡が起こった場所に病院が建とうとしているのは
前回の話にありましたが 秋生にとっても 渚にとっても 大切な場所が壊されてしまうわけですね
朋也も ここに病院が建つことすら 渚を苦しめているのではないかと 思ってしまってます
工事を妨害すれば 渚が助かるのではないか と 普通なら ナンセンスな事も
ナンセンスな事だとは感じずにいられないようです
ただ やはり 大事をとって 出産は病院ですることにしたようです、 もちろんそちらの方がいいでしょう

 ですが その日 大雪が降り 交通の便が まひ状態に陥ってしまい
その上 渚に熱が出て 陣痛も始まってしまいました
予定日は先なので まだ 病院に行っていなかった事で 最悪の状況になってしまっていますね
車が走れないので 医師が来るのは絶望的ですが、 助産師の人は 来る事が出来たようです
やはり 自宅出産で行くしかないような状態になっています

 朋也にとっては 絶望の時間 渚は 何度も 気を失いながらもついに 汐を出産します が
力を使い果たした 渚は 虚ろになりながらも 朋也と汐を見つめながら 息を引き取ってしまいます

 再び 一番最初に 二人が出会ったシーンが出てきます
渚のセリフは同じセリフですけど 別に録音されてますね
そして ここで 初めて 声を掛けた朋也ですが 声をかけることができずにいます
「もし ここで 朋也 が 渚に話しかけていなかったら」 今 渚が死ぬことはなかったかもしれない
「出逢わなければよかった」と 心でつぶやく 朋也でした

 ただ そのままの気持ちでは 汐が 不幸になりますよね
春原が聞きたかった事は 非常に 的を射ていたわけで
この後の 朋也がどう 汐と接するのかが 少し 不安になるところです
渚が 亡くなった事は非常に 悲しいことですが ここで 腐ってはいけませんよね