(TVA)(ARIA The ORIGINATION) 第02話 『その 笑顔のお客さまは・・・』

 今回は アリシアさんへではなく、 灯里へお仕事の依頼が入るという お話のようです
シングル は 単独ではお客さんを 乗せる事は禁止されていますので、 プリマの アリシアさんを同席させての 仕事になるわけですが
確かに シングルが お客さんを乗せる場合は プリマを乗せての練習中に 頼まれたりする以外にも こういうパターンもありえますよね
暁みたいに 「安いから(アリシアさんと一緒に乗れる口実にもなる)」という理由で乗る人も居ますが 大抵知り合いでしょうし
こういう 一度も逢った事も無い人からの依頼なら やっぱり 「何かを 企んでいるんじゃないか?」と 考えちゃいますよね
案外 アリシアさんも 共謀して何か仕込んでいる可能性もありますしね 笑)

 OPの曲中 灯里は ずっと 翌日の仕事のため ルートを確認しているようですね
でも まぁ ガチガチに 立てた予定は イレギュラーな出来事には もろいですからね、 あまり 予定に とらわれ過ぎるのも考え物かな

 翌日、 仕事の時間前は いつものように みんなと練習をしてますが もちろん 話題は わざわざ 灯里に 予約を入れた 客の事です
確かに 基本的には 昇格試験は 抜き打ちテストですけどね 現状では 噂レベルの話ですし
まぁ シングルをいじめようとは思ってなくとも 灯里のことをなにか試したいとは 思っている可能性は高いでしょうね
ということで 早くも来店してますが、 優しそうな おばさんですね
支度をするために 灯里が 一旦 その場から離れると アリシアさんに 会釈をする お客です
ん〜 お客さんと アリシアさんの 雰囲気を見るには おそらく お互いに知ってそうですね
客として 来るのは アリシアさんにも言ってなかったけど、 顔を見合った時点で 何のために来たのか アリシアさんも分かったって 感じでしたね
普段は プリマは お客さんと 向き合う感じで座るんですが アリシアさんが そちらに向かおうとしたら すぐに 隣に座るように促してます
おそらく コンドラに 乗る事自体は かなり 慣れているのでしょう、 もしかすると 本職の可能性も高いですね

 灯里の もてなし はと言うと
普通の観光名所を紹介するだけのガイドとは違って 灯里だからこそ 練習中に気付いた事をちゃんと 紹介しているようです
単に 事務処理的にこなす ガイドをやってないので とりあえずは 及第点を軽く超えていますね
しかし お客さんは 何度も アクアに来ているというだけあって 知識量では 灯里を 上回っています
そういう状況が何度も続くと やっぱり 半人前とはいえ ウンディーネとしては 凹んでしまいますよね
どういう意図があって わざわざ 灯里にも分かってしまうような リアクションを取っているかの 真意はまだ分かりません

 そろそろ 予定の時間が来そうになり お客さんは 「楽しかった」と 灯里に言いますが
やっぱり 灯里としては 達成感は 皆無に等しいでしょう、 無理を言ってでも ある場所に行きたいと 伝えます
プロとして お客さんの 時間を圧迫させる行為が 正解なのかは 判断に 難しい所です
ただ そうやって 無理を言っただけあって 普通に 仕事をやっていただけでは 見つける事は不可能な場所へ案内してます
しかし やはり お客さんの方が もっと奥の方にある スポットの事を知っていたようです、 アリシアさんでさえも 知らなかったようです
ここまで来ると やっぱり 凹ませようとしているようにも 見えてくるんですけどね

 ただ このお客さんが 本当にしたかった事は、 別に 知識をひけらかして 馬鹿にしようとしていたわけではなくて
アリアカンパニーの社員としての もてなしの心が しっかりしているかどうかを 見たかったようです
知識量では 灯里がかなう相手ではありません、 それは 無理矢理ひっくり返せるものでは 絶対に無いんですよね
ならばそれは 事実として受け入れて その上で どうやったら このお客さんを もてなす事が出来るのかが大事なんですね
途中から 表情が曇りがちになってしまっていた 灯里は その分 減点でしょうね、 それは 半人前だからまだ 許される事なんですが
プリマになった時は やはり そういうことが 許されるわけではないんですよね
でも 自信を無くしながらも それでも 何とか もてなそうとしていた 灯里の事は 大きく評価しているようです
藍華 や アリス が こっそりと 付いてきていた というのも 灯里が意図してなくとも お客さんにとっては もてなしの 一つだったでしょう

 今回の お客さんは アクアが ネオ・ヴェネツィアが 好きで、 ウンディーネが育つ事が 嬉しいからこそ
あえて ちょっぴり 意地悪だけど お客さん代表の先生として シングルの ゴンドラに乗っているわけなんですね
灯里には お客さんの意図が伝わったことでしょうし 灯里が プリマになって 再び このお客さんを 乗せることになって
たとえ その時でも お客さんの知識の方が 上回っていたとしても このお客さんを 楽しませる事は 可能でしょう