(TVA)(CLANNAD) 第14話 『Theory of Everything』

脚本
志茂文彦
絵コンテ・演出
石立太一
作画監督
秋竹斉一

 ことみルートも 非常に良かったのですが
構成的にちょっと 難があったかな? と・・・・
ことみ の 両親の愛が欲しいから 言った 特に欲しくも無かったのに言った 「くまのぬいぐるみが欲しい」という言葉 と
両親にとっては 「初めて ことみ が 自分から 欲しいものを言ってくれた」という ことみを愛するからこその 嬉しさ
そこの 気持ちのすれ違いが 繋がった瞬間が一番 泣けるべきシーンだと思うんですが
「いつ 両親が くまのぬいぐるみ を 入手したのか」「何故 論文が入っていたはずの カバン に くまのぬいぐるみ と 手紙が入っていたのか」等の解説が
後回しになってしまっていたのが 個人的には 残念でしたね

 両親の当時の気持ちが分かった時 一瞬 ウルッ と来たのですが、 直後 「ん? いつ 両親は くまのぬいぐるみ を買ったの?」などと 考えてしまい
涙腺崩壊する前に 新たなダムが出来てしまったんですよね
なんなら あのパートは無理してでも「父が ことみ が 初めて 欲しいものを言った と 嬉しそうに話していた」という エピソードを最後に持ってきてもよかったのにと
個人的には ちょっと残念だったかな


 翌日も ことみ の 家の庭を掃除している 朋也です、 学校を休んででも 終わらせようとしていますね
そこに 渚 杏 椋 がやってきて 加勢するといってますが クラス委員長が 揃って休むのはまずい ということで 朋也だけで続ける事に
家に篭っている ことみ に 呼びかけている 杏のセリフに 「あんたは オカン かいっ!」と ツッコまざるを得ない 笑)

 昼間は 朋也が一人で作業を進め 放課後は 学校に行ってた 渚 杏 椋 が 合流
草は 全部むしっていたはずだから 緑に見えていたのは 芝を買ってきて 植えたという事ですか!? これは 凄い金かかりますよ! 笑)
夜も遅くなったので 杏と椋を帰します、 渚と 話している時に 徹夜をするつもりだと 話す 朋也
当然、 渚も残ると言い出そうとしますが 即 却下、 「なら 『徹夜するつもりだ』等と 言わなけりゃ良いじゃん!」って思ったけど
渚だったら 夜中に 様子を見に来かねないから あえて そういう風にしたのかな? とも思えたり
明らかに 朋也の方が 渚よりも 気を回すのが 何倍も上手いから きっとそうかな 笑)

 夜も 11時を回り 流石に 披露を隠せない朋也です
一方 気になる ことみ ですが カーテンの隙間から 時折 庭を チェックをしているみたいですね

 日常的に 生活をしている分には 全く そんな存在なんて実感出来ない ブラックホールワームホール も 実際には ありうるわけで
ことみ の 両親が提唱している 「封じ込められた次元」も 無い事を証明出来ない限り 可能性として 考えられるなら
「無い」とは 断言 出来ないわけなんですよね

 で 翌朝です 誕生日前日ですね、 ほぼ完璧に 昔の状態を再現した 朋也、 そこまで 再現できたという事で ことみ から渡された本を初めて 読み始めています
本を読む権利を得るためには 庭を復元しないと と考え、 また それを やり遂げるまで 本当に 読んでいなかったという
朋也って 本当に意志が強い人物ですね、 私だったら 途中で 見てしまいそうだ 笑)
読み始めてますが 書かれている内容が 以前 図書室で ことみ が 言っていた事と 同じだと思いながら 睡魔に襲われ 眠ってしまいます
そういえば 図書室でも ことみ の 音読を聞きながら 眠ってしまってましたよね、 あの時と 似たような シチュエーションになってきました
そして 見始めた 夢は 昔 朋也 と ことみ が出合った頃の記憶のようです
図書室で見た夢は 「変な夢」でしたが 今回は 「庭を復元したからこそ 真実を見る権利を得た」かのように 鮮明に 過去を思い出しています
前回では 描かれなかった部分が 今回 明らかになるようです

 ことみ は 家から外に出ることすら 好まない感じで 社交性は 完全に ゼロのようですね、 だから 朋也みたいに 友達になる事の方が ありえないくらい珍しい事のようです
朋也 は 自分から ことみ の 誕生会 を 開こうと ことみ に 提案し クラスメイトを誘いましたが 「知らない子」や「女の子の誕生会」という条件から
一人も 連れて行くことが出来ず、 申し訳なささから ことみ に あわせる顔が無く ことみ の 家に 行けずじまいになったようです
そして その日こそ ことみ の 両親の 悲劇の日だったのですね
すっぽかしてしまった事を後悔して 夜中に 謝りに行った 朋也が 目にしたのは ことみ が 火をつけた 論文と思われるものから カーペットなどに燃え移り
ぼや から 火事に なりかけている ことみ の 父の 書斎でした
子供の判断では コップに水を汲んで掛ける位しか出来ず 火の勢いは全く衰えません
しかし そこに あの おじさん が 駆け込んできて 消火します、 そして どうやら ことみ が 論文 だと思っていたものは そうではないようですね
でも かなりの 錯乱状態になっていた ことみ が そのことをちゃんと理解できてたかは わかりませんね
ただ その日を境に ことみ は 引きこもってしまったのか 朋也と会うことは無くなり、 朋也 も 次第に 記憶から無くなっていたようです

 庭を復元したからこそ出来る、 当時の二人の関係、 そして 渚 や 杏 に 椋 が居るからこその ことみ の 誕生日会
当時出来なかった事が 今になって やっと 実現可能になったわけですね
ただ ひとつ 思ったのは 芝生を買ってきて 植えた直後は 隙間が開いていて 格子状に土が見えているべきなんですよね
そうしないと 芝生が 成長した時に 隣の芝生と 干渉しあってしまいます
まぁ おそらく 当時を復元という意味で あえて 隙間を無くしたんでしょうけど

 ことみ の 誕生日当日、 校門で ことみ の 登校を待っていた 朋也たち
あのヴァイオリン は やっぱり間に合わなかったので 引換券 を渡す事でなんとか 対応 笑)
そこに ことみ の 担任の先生が 来て あのおじさんが 渡したいものがある という事を伝えに来ます
当時の 勝手なイメージ や 出来事によるトラウマ から 会いたくないと思っていた ことみ ですが、 朋也たちに促され 演劇部の部室で会うことにします

 そこに おじさんが持ってきたものは、 お父さんが事故の日に持って行った かばん でした
それは 昨晩に 研究所に届いたものらしく どうしても ことみ に 渡したかったようですね
その中身は くまのぬいぐるみ と 手紙でした
当時の ことみ と しては くまのぬいぐるみが欲しかったわけではなかったのですが、 両親にとっては初めて 欲しいものを言ってくれた という嬉しさが大きかったようです
飛行機事故に 見舞われた時も 論文を破棄してまで ことみに対しての 誕生日プレゼントの くまのぬいぐるみ と 手紙を かばんに詰めかえたようです、ことみ に 届く事を願って

 後日、 ヴァイオリンも 一応の修復が出来たようで 贈呈式をやるようです
誕生会も兼ねているようですね
またもや 怪音の 被害者が続出しそうですけど、 どうなのやら? 笑)