第23話 『俺たちのカデンツァ』

 香穂子は 今の状態でも 最終セレクションに立つことを決心しているようです
もちろん 今のレベルだと 笑いものにされてしまうのは分かりきっているワケで
そのため 同時に震えも来ているようです、 流石に 柚木にどうこうさていた という比じゃなくて
今回は 何百人という人に対して 醜態を晒す事になるわけですからね
でも やっぱり ヴァイオリンを好きにさせてくれた 魔法が無くなった 魔法のヴァイオリンを思うと
出なきゃいけないという気持ちも 強くなっているようです

 今週は 理屈でどうのこうのよりも まず見た方がいい回ですね
火原と 月森の セッションも 普通によく聞く事の多い曲を 本当に 明るく演奏している
だからこそ 今 興味が無い人の関心を引くことが出来る
もし 昔の月森みたいに 正確無比に 完璧に弾いてたのでは
普通の人は それを聴いて 凄いとは思うけど 自分の世界とは程遠いと思って 敬遠してしまう
クオリティが高いことは重要ではあるけども 決して 何のために 音楽をするのかは忘れてはいけない
そういう メッセージが含まれていた 回ではなかったでしょうか

 GDC任天堂宮本茂氏が言っていた事と 共通する部分がありますね
http://www.visualwebcaster.com/Nintendo/38232/event.html