第22話 『君のためのファンファーレ』

 香穂子の事を 「普通科さんも ここに来て正体を現した」とか「日野の参加はコンクールの質に関わる」とか
言ってる人がいますが じゃあ 今まで 香穂子は どうやって ごまかしてたんだ? とは思考が行かないのですかね? 笑)
柚木も 本当にこのまま 最終セレクションをせずに 終わるつもりでしょうか? ちょっと そっけない感じはあります

 先週 柚木が言ってた音が変ったというのは 月森ではなくて 火原でしたね
月森・土浦と 香穂子の関係の間に なかなか 入っていけない もどかしさ
香穂子が 苦しんでいるのに 自分では何も出来そうに無い
これまでの評価から 一転して 香穂子の事を 嘲笑している生徒たちの事を見て
「コンクール」の意義という物が 分からなくなっているんでしょう
当然 その場を取り繕うような 金澤の言葉じゃ 納得 出来そうもない感じですね
もちろん 「コンクールで争うのは 他の相手では無くて 自分だ」というのは 詭弁ですね
金澤も「なに教師みたいな」と言ってましたが あれは とぼけているんじゃなく
なんらかの わだかまりの表れなんじゃないでしょうかね

 火原の 過去のエピソードと 香穂子との 会話によって
コンクールでは 最大限の力を発揮する必要があるけど それは 優勝するためじゃなくて
自分の思う事を やり遂げる事だと
それが 今の 火原にとっては 香穂子を 元気付ける事なんだと 割り切れたようですね

 森 は 雑音にとらわれることなく、 別に コンクールの結果が最悪のものになろうと
香穂子と 参加する事に 意味があると そう感じ取っているようです
まぁ 元々 そういう人間じゃ無ければ 最初のパートナーのように邪魔をする以外
香穂子に声をかけてくる 動機は 無いわけですので
普通科という泥舟だろうが 一緒に乗ったら 沈んでも 何かあるのかもしれないと
当時から 何かを 見出してたんでしょうね

 まだまだ 下手な香穂子ですが、 それでも 上達はしていますし
音も 時々外れてますが 温かみがある これが 本来の 音楽の 姿なのかもしれませんね
まぁ いくら写真を没収しても ネガがある限り・・・・ 笑)

 え〜 また 柚木 香穂子を 拉致かよ〜 笑)
いや 前回のような扱いではなく 本当に 香穂子を 招いた感じですね
「お前は 最高の退屈しのぎだった」は 柚木にとって 香穂子に対しての 最高の 褒め言葉ですね