第15話 『かくれんぼの小奏鳴曲 〜sonatine〜』

 祐一には 魔物が見えているんですね
戦うには力不足は否めないし、 見えてないのなら 一方的にやられるだけですからね
とりあえず どんなモーションをしてるかだけでも分からないと あっという間に 一撃食らうだろうし

 祐一なりの戦い方とは 舞が フリーになるまで 時間を稼ぐ事ですね
3体いるうちの 2体は 倒す事が出来たようですが
舞の体には どんどん あざの様なシミが 広がっていた
あと 1体も倒さないといけないが、 仕切り直しをして時間を置けば
余計 舞の体はひどいことになりそうなので 無理を承知で このまま 魔物退治は継続
もちろん 表情には 出さないようにしているけど ここまで 舞が不安になっている感じは 初めてです

 舞は 小さい頃 かくれんぼをして遊んだらしい、まぁ おそらく その相手は 祐一なんでしょう
前回 一瞬 祐一の脳裏に フラッシュバックした ウサ耳の女の子も 舞でしょうね

 祐一は 魔物が 何かを言いたそうにしているのを 感じ取っているようですね
何度も 突き飛ばされた結果 舞が 言ってた 裏庭に 突き落とされる
祐一も 必死に戦うけど やはり力の差は 歴然で 追い詰められてしまうけれど
何故か 魔物が 一瞬 ひるんでしまう、その隙を突いて 舞が 屋上から 魔物を討った
舞の「よう 祐一」がなにげに かっこよかった 笑)
体力を 使い切ったようですが、 牛丼とかおなか減ったとか、 やはり食い気の方が 勝ってます 笑)

 もちろん 必要以上に 食べ物の事を言うので 変だなとは思ってました
まだ 魔物に関しては 完結して無いようです

 ここから 舞の子供の頃のエピソード
今の無表情とは違って、子供らしく笑顔もしていて とても可愛いですね
お母さんは 体が弱いらしく 入院中、 舞に持ってきてもらった 雪で 雪うさぎ を 作ってあげてます
動物の名前を 必ず ○○さん って呼んでいるのは この頃からでしょうね

 お母さんは 無理に動物園に行こうとしますが、 当然 行ける状態じゃないのですぐに ベンチに座ってしまいます
動物園に行きたいという気持ちは強いけれど 体は動かない、そのまま ベンチで眠ってしまうお母さんですが
その間に 舞が たくさんの 雪うさぎを作って 「二人の動物園」と
もう本当に これで 最期なんだろうと思っていたら、 舞の想いが お母さんを 回復させてしまう
どうやら 舞は 特別な力に目覚めたようで、瀕死の生き物を回復させたりできるようになる
その力を 気持ち悪く 思った人たちから 住んでいる所から 追い出される羽目になった

 なるほど ウサ耳にはそういう意味があったのか 笑)
背の低い 舞は完全に隠れてしまうから ハンデとして ウサ耳を 舞につけさせてたんですね
そして 魔物とは、遊んでいた場所に 学校を建てにきた ショベルカーとか クレーンの 建築用の乗り物
それを 舞は 阻止したかったけども 祐一はその日には実家に帰らないといけなかった
結果的に 舞を見捨てたような形に なっていたわけです
舞は その後も一人で 遊び場所を守りたいと 願い続けていた結果
魔物を 舞自身が作り出してしまい それを 自分で倒そうという ループ状態に陥っていたわけです

 真実がやっと分かった わけですが、 舞としては 祐一に対してもですが
佐祐理を 二度も 自分が原因で 傷つけてしまった
その事で 自分を許せなかったのでしょう、 自分を剣で刺してしまいます

 ここで 現れている 小さい舞は おそらく 「特別な力の部分」でしょうね
その特別な力の部分は 助けに来なかった祐一を許し、 希望として 自殺を図った 舞を助けた上で
消えたようです

 舞のエピソードは、 舞らしく大盛り上がりすることなく すっと終わった感じではありますが
佐祐理の過去のエピソードなども ひっくるめて考えれば
コンパクトにまとめられていて 良かったのではないでしょうか

 次回からは 栞、香里のエピソードがスタートでしょうか?